Archive for 3月, 2010

2015年の世界陸上開催地に北京、ロンドンなど3都市が立候補

 2010年3月16日、国際陸上競技連盟(IAAF)は公式サイトで、2015年に開催される第15回「世界陸上競技選手権大会」の開催地に中国の北京、英国のロンドン、ポーランドのホジューフの3都市が立候補したと発表した。17日付で東方早報が伝えた。

 世界陸上は奇数年の夏に開催される陸上競技大会で、09年はドイツ・ベルリンで開催され、11年は韓国・大邱(テグ)、13年はロシア・モスクワでの開催が決まっている。記事は、競技の実力で比べると北京は他の2都市より若干劣勢だが、08年の五輪開催の成功で世界有数のスポーツ都市として一躍名を馳せたほか、メイン会場となった「鳥の巣」(国家体育場)の存在も有利だとして、「大型スポーツイベントの開催能力については申し分ない、可能性は十分ある」と分析した。

  開催地の決定は、11月下旬にモナコで開かれる国際陸上競技連盟(IAAF)理事会で3都市がそれぞれプレゼンを行った後、投票によって決められる予定。

世界文化遺産の孔子邸、孔子廟などの修復を開始

曲阜 孔子廟大成殿 中国の文物保護担当部門が、山東省曲阜にある孔子邸、孔子廟などの修復作業に着手したことがこのほど明らかになった。修復費は2596万元(約3億5046万円)と見られている。中国国際放送局が伝えた。

 修復は孔子の家や寺、林、そして魯国の古城が対象となっており、修繕作業は8月に終わる予定。孔子の家などの建物は1994年に世界遺産に登録された。

日本生まれのパンダ「幸浜」が中国着、四川での「子作り」に期待

ぱんだ(イメージ) 和歌山県白浜町の「アドベンチャーワールド」で生まれたジャイアントパンダの幸浜(こうひん。雄・4歳)が15日夜、成田空港発の全日空955便で、北京に到着した(写真)。中国新聞社が報じた。

 北京の空港では、税関係員が「可及的速やか」に手続きを行うVIP待遇。16日午前には、中国国際航空4112便で四川省・成都に向かった。

 幸浜は今後、成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地で暮らす。2年後をめどに、繁殖活動に入る予定だ。日中両国生まれの親を持つ子パンダ誕生が期待されている。

『癒しのパンダ旅 成都+上海 4日間』                 旅行代金;143,000~193,000円                 (大人お一人様/エコノミークラス/2名1室利用)                ※旅行代金は燃油サーチャージを含みますが、空港税は別途必要となります。詳しくはお問合せ下さい。

中国は贅沢品の消費の面では日本に次ぐ世界第2位

 商務部の姜増偉副部長は9日午前、第11回全国人民代表大会第3回会議プレスセンターで、「中国は贅沢品の消費の面で、日本に次ぐ世界第二位になった」と述べた。チャイナネットが報じた。

 商務部の姜増偉副部長によると、収入とマーケット・セグメンテーションの差異につれて、低、中、高の市場と消費者群が形成されることになった。すでに低、中、高の市場はほぼ形成され、贅沢品の面では、日本のみに次ぐことになった。中国政府は主な重点を低、中の市場に置いている。

中国から見た日本の捕鯨「摩擦の背景には文化の違い」

 東京海上保安庁は12日、日本捕鯨船「第2昭栄丸」に不法侵入した容疑でシー・シェパード(SS)の抗議船「アディ・ギル号」船長、ピーター・ベスーン容疑者(44)を逮捕した。13日午前にはピーター・ベスーン容疑者の立ち会いのもと、第2昭南丸の実況見分を行った。

 海上保安庁が公海上において艦船への不法侵入容疑で立件するのは初めてのケースとなる。今回のSSメンバーの逮捕に対し、鳩山首相は「捕鯨に対する考え方はさまざまだろうが、犯罪行為は許されるものではなく、艦船に不法に侵入した以上は逮捕されるのは当然である」との考え方を示した。

 日本のイルカ漁をテーマにした映画「ザ・コーヴ」が第82回米アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を受賞した際、日本の捕鯨推進派からは反発の声が上がった。しかし、映画の中で映し出される衝撃的な映像に、「反捕鯨」の世論が国際的に高まることが懸念される。

 中国は捕鯨に対して中立の姿勢を示しており、日本の捕鯨を巡る問題に対し、中国メディアは「文化の違いによって生まれた摩擦を解決するためには、長い時間がかかるだろう」との見方を示した。

山東観唐温泉リゾートホテル開業の紹介

 山東省臨沂市湯頭鎮における「山東観唐温泉リゾートホテル」が2010年3月からオープンすることになりました。当温泉リゾートホテルは千年以上の悠久の歴史を持つ著名な温泉地-臨沂市の古鎮-湯頭鎮にあり、西側は山東省南部の大河-沂河に面していて、これは中国北部で規模最大、国内でも最大級な高級温泉リゾートホテルでもあります。総建築面積が10万余平米を超え、国家AAAA級の旅遊景勝地のレベルで設計、建設されていたこの星温泉リゾート地は5星の温泉ホテル、露天温泉風呂群、中国伝統風格温泉リゾート住宅からなっています。

ご案内:とても高級な温泉リゾートホテルで、大浴場と温泉娯楽施設、露天風呂を利用する場合、有料となりますので、入浴料が1人98元で、休憩ホールのお菓子、お茶、果物のバイキングが含まれています。大浴場が男湯、女湯に分かれていますが、温泉娯楽施設、露天風呂の利用は男女共同利用となりますので、水着が必要である。(水着が30元から100元まで)

中国東方航空が投資家物色、航空連合加盟も

中国東方航空公司 2010年3月9日、中国東方航空の劉紹勇総経理は新たな戦略投資家との提携に向け、検討を始めたことを明らかにした。中国網が伝えた。

 同社は今年1月、上海航空を吸収したが、資産総額が1500億元を超える一方、負債比率が95%に上るなど財務上の懸念要因を抱えている。

 また、経営効率化のため、ワンワールド、スターアライアンスなど国際的な航空連合(アライアンス)の1つに加盟する方針を示した。上海航空は、スターアライアンスに加盟している。

女性の外食費、北京・上海の平均額は2900円=店選びの基準は優待有無やネットの情報

 2010年3月5日、中国の飲食店やショップをランキングや口コミ投稿で紹介するサイト「大衆点評網」が発表したデータによると、09年の北京市、上海市に住む女性の外食費は1食当たり平均219元(約2890円)に上り、男性の平均額221元(約2920円)と大差ないことがわかった。6日付京華時報が伝えた。

 調査結果によると、ホワイトカラー層に限れば、女性は男性よりも味や店の雰囲気を重視する傾向があるという。「味を最も重視する」と答えた女性は男性より7%多く、「雰囲気を最も重視する」と答えた女性も男性より5%多かった。これに対して「サービスを最も重視する」と答えた男性は、女性よりも2.5%多いという結果に。

 44.5%の女性が同ランクのレストランであれば「優待サービスがあるところ」に入ると答え、人気・雰囲気の良さ・交通の便も選択の決め手になるという。上海の女性は最もトレンドに敏感で、21%がまず「話題になっていて繁盛している店」を選ぶという。

 マーケティングの専門家は、女性は仕事と家庭の二役を担っているため、時間を節約するために消費リズムを速める傾向があるとみる。女性消費者は食事、レジャー、ショッピングなどの消費時には、ネット検索や友人・知人の勧めなどで決めるため、売り手は優待ポイントだけでなく、ネットを通じた電子クーポンや無料サンプル、オーダーメイドなどのサービスを提供するようになるだろうと報じた。

 日本人の消費とあまり変わらないですね。

KFCが今度はご飯メニューを試販売、中華系ファストフードに挑戦状―上海市

KFC 上海 2010年3月7日、網易財経が伝えたところによると、中国粥(がゆ)、油条(中国式揚げパン)、焼餅(中国式お焼き)を次々とリリースし、中国本土化を急ぐ中国の洋食系ファストフード最大手KFCが、今度は上海市の8店舗で「ご飯もの」を先行販売するという。

 8店舗での売り上げが好調なら、全中国のKFCでご飯が食べられることになる。新メニューは「ベーコンマッシュルームチキンかけご飯」と「マーボーチキンかけご飯」の2種類。ベーコン…がより西洋風なのに対してマーボーチキンは四川風味、多くの中国人の嗜好にマッチするよう工夫されているという。

 価格は両方とも18元(約240円)で、ハンバーガーのセットメニューより少し安い程度。西洋料理レストランで同じようなメニューを頼むと20~30元以上するのを考えれば、かなり安い価格設定だ。

 マーケティングの専門家・李光斗(リー・グアンドウ)氏は、本土化を進めるKFCの経営戦略の根底には革新力と強い危機意識があると分析。中国の外食産業は年間10兆円規模の巨大な市場をもつ。KFCが西洋風・中華風のご飯メニューを設定することによって、中国の外食競争は熾烈を極めることになる。特にそのあおりを受けるのは中華ファストフード業界だろう。

「蒼穹の昴」を日中両国で放送

 中国国際放送局によると、日中共同制作のドラマ「蒼穹の昴」が14日から北京電視台で放送される。

 「蒼穹の昴」は日本人作家の浅田次郎氏が1996年に発表した歴史長編小説をドラマ化したもので、清朝末期を舞台に、西太后、大臣・梁文秀と宦官・春児の運命をめぐり、清政府の改革の中における矛盾や、母子、兄弟、恋人同士の間の感情のもつれを描く。

 西太后を演じた日本人女優の田中裕子さんは30年前、「おしん」が中国で大ヒットしたことで有名になったが、今回は西太后に扮して再び中国人視聴者の前に帰ってくる。日本人が西太后を演じることで議論を呼んだが、それに対して、田中裕子さんは「私にとって、最も重要なのは勇気を持って、今まで成し得なかったことに挑戦することだ。時間や国境を越えて、この人物を演じるのは自分の演技を広く知ってもらういいチャンスだと思う」と述べた。

 なお、「蒼穹の昴」は日本のNHK BSハイビジョンで放送中。