Archive for 8月 12th, 2010

日本の免震技術に注目・評価…上海万博・日本産業館

 上海万博の日本産行館は9日から15日までの日程で、地震体験と防災をテーマにした「スターツウイーク」を開催中だ。中国でも日本が地震多発国であることはよく知られており、世界最先端の免震技術に注目と評価が高まっている。

 「スターツウイーク」では地震体験ができる起震車を用意し、見学者に阪神・淡路大震災の揺れと、免震された揺れを体験してもらう。それぞれ30秒間だが、大地震に直面したさいの恐怖感や危険と、それが免震技術でどの程度まで緩和されるかを示す。

 中国メディアの騰訊網は、「日本は世界で最も地震が多い国のひとつ。全世界の地震の10分の1が日本で発生」、「日本は世界最先端の抗震技術を身につけるに至った」などと紹介。「(日本の)免震技術はオフィスビル、美術館、博物館、医療施設など、広い範囲の建物に使われはじめた」などと紹介した。

 新聞晩報は記者が体験した阪神・淡路大震災の「体験」を紹介。「激烈に揺さぶられた」とした上で、免震を施された場合の揺れは「空中をゆったりと漂っているよう」の感想を示した。