Archive for 8月, 2010

現代日本の正しい姿を知ってもらおう!「紹介図書シリーズ」が出版

 2010年8月9日、中国で実はあまり良く知られていない現代日本の姿を知ってもらおうと、日本の本を中国語に翻訳し出版する事業を、日本の財団と中国の出版社が共同で進めている。中国新聞社が伝えた。

 日本の笹川平和財団と中国社会科学文献出版社が昨年、同事業を発足。「現代日本紹介図書シリーズ」として今後10年間で年間10冊、計100冊の図書を中国語に翻訳し、出版するという試みだ。

 中国では現代日本に関する情報が実は非常に少ないため、一般の中国人の日本に対するイメージはいまだに「過去の歴史」を引きずったものになりがち。こうした現状を打破すべく、日本側からも積極的に情報を発信しようというのが本事業の主旨となっている。

 日中両国の専門家からなる選考委員会が「推薦図書リスト」を作成し、中国の大手出版社を集めた「現代日本紹介図書シリーズ編集委員会」で版権交渉、翻訳者の選定、翻訳、出版までを担うという。編集委員会には社会科学文献出版社のほか、三聯出版社、北京大学出版社、世界知識出版社、南京大学出版社などが名を連ねる。

 記事によれば、これまでに翻訳出版されたのは、「戦後日本の大衆文化」(鵜飼正樹、永井良和、藤本憲一編)、「富士山と日本人」(青弓社編集部編)、「ホーンブック 地方自治」(礒崎初仁、金井利之、伊藤正次共著)、「日本文化の歴史」(尾藤正英著)、「戦後マンガ50年史」(竹内オサム著)の5冊。

上海万博総入場者3700万人突破!殺到する観客、事故防止のカギは?

 2010年8月8日、開幕100日目を迎えた上海万博は、これまでの1日の最高入場者数が55万7000人を記録し、総入場者数は3700万人を超えた。9日付の香港紙・文匯報は、人気パビリオンに殺到する観客に対し、万博関係者が事故や混乱防止でいかに工夫しているかを紹介した。

 上海万博の開幕以来、最も人気があるサウジアラビア館。「シルクロードにある船」の船内や世界最大の3D映画館を見るために、8~9時間行列することも珍しくない。これまでの行列人数の最高は1万3000人で、約4kmの行列が出来た。

 万博関係者が最も心配するのは、観客の殺到によって発生する転倒、踏みつけ、パニックなどの事故で、これらの対策に日々工夫を凝らしている。

 サウジアラビア館の入場者整理チームの責任者は「行列整理の方法は、大きな変更がこれまで10数回、小さな変更はほぼ毎日実施している」と語り、「開幕当初、直線だった入場待ちの行列は、現在は蛇行するように誘導している」と説明する。

 中国館など人気の高いパビリオンには「緊急ゲート」「緑色ゲート」「予約団体ゲート」を設け、炎天下の行列で体調を崩した観客や、妊婦、高齢者、身体障害者、団体客などのための対策も施している。また、トイレなどで行列を離れる必要がある人に対しては、担当者が「臨時離列カード」を発行して一時的に行列から離れることを認め、用事が済んだら元の位置に戻って並べるサービスも実施し、好評を得ている。さらに関係者は、ネットユーザー同士の万博情報の交換にも注目し、問題が見つかれば直ちに対策を講じている。

 毎日5万人以上の入場者を迎える中国館では、これまで安全に関するトラブルが一度も発生していない。こうした実績は、関係者のたゆまざる努力によって支えられている。万博開幕前のリハーサル期間中、中国館は約28万人の観客を迎え入れたが、関係者は当日の観客の流れ、分布、混雑の原因などを毎日ビデオで深夜まで検証し、対策を練ったという。

 また現在は、行列の途中にパビリオン紹介スクリーンを増設したり、専門チームによるパフォーマンスを実施するなど、観客のイライラを緩和する方策も施している。さらに、中国館では8月から電子予約券システムを導入するとともに、入場ゲートを現在の1つから8つに増設し、混雑緩和に努める方針だという。

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上海万博入場者数は順調に伸びているものの…このままでは赤字必至

 2010年8月8日、あっという間に開催期間の半分を過ぎた上海万博。その運営収支を黒字にするカギは「入場者数の確保」にあると、中国財経信息網が伝えた。

 万博運営にとって大きな収入源となるのが入場券、ライセンス商品の売り上げ、スポンサー収入だが、収支を黒字にするのは難しいことは歴代の万博で証明されている。92年以降で見てみると、セビリア万博(92年、スペイン)は2億1000万ドルの赤字、リスボン万博(98年、ポルトガル)も赤字5億5000万ドル、ハノーヴァー万博(00年、ドイツ)は10億ドルもの赤字となった。05年の愛知万博だけは9000万ドルの黒字を出している。

 過去の万博では収入の約50%が入場券によるものとなっている。つまり、「どれだけ人が入ったか」が運営収支を大きく左右すると言えよう。では、すでに開催期間の半分を過ぎた上海万博はどうだろうか?開催6か月で入場者延べ7000万人を目標としていた上海万博だが、開催から3か月の折り返し地点にあたる7月末の時点で延べ約3482万人に達し、ほぼ予定通り順調だと言える。

 しかし、無料入場券の人は約444万人にも上る。お金を払って入場した人は3038万人。入場券を1枚160元(約2020円)で計算すると、入場券による収入は約48億6100万元(約613億円)だ。このうちレストランなど飲食サービスを利用した人は延べ2160万人で、これによる収入は約20億元(約250億円)。お土産など小売販売による収入が約10億元(約125億円)、スポンサー収入は約40億元(約500億円)であることから、上海万博折り返し地点の収入は合わせて約118億元(約1490億円)。上海万博では会場整備など直接投資だけで約286億元(約3610億円)もかかっていることから、このままでは赤字は必至だ。

 それを回収するには、閉幕後の跡地利用にかかっていると指摘する声も多い。万博会場は上海市中心部にある一等地。再開発による経済効果に期待がかかる。どちらにしても、収支に関する答えはあと3か月後の10月31日になれば、全て明らかとなる。

「西遊記」の舞台?日本人が知らない穴場観光地―雲南省昆明市

 2010年8月8日、景勝地が多く、旅行先として日本でも人気の高い雲南省・昆明に、日本ではまだあまり知られていない珍スポットがある。

 そこは、西遊洞という名の鍾乳洞。昆明の石灰岩地帯にある洞窟の一つで、中国全土からは引きも切らず観光客が訪れているという。昆明市街地から西北に約12キロメートルのところに位置しており、車だと30分ほどしかかからないので、昆明市民には日帰り行楽スポットとしても人気がある。

 なぜ、この西遊洞が中国人に人気なのか。その理由は、その名前からも類推されるように、中国が生んだ傑作冒険物語『西遊記』に関係している。
中国国内でも何度となく映像化されており、京劇の演目しても人気が高い、誰もが知っているあの物語。日本でも長く愛され続けているが、中国での人気はそれ以上のようだ。

 西遊洞の深さは4キロほど。洞窟内は、鍾乳石が天然記念物として厳重に保護されている日本の鍾乳洞では考えられない、息を呑むような工夫が凝らされている。

 なんと、鍾乳石が極彩色にライトアップされているのだ。そして、洞窟内には、三蔵法師を筆頭に、孫悟空、猪八戒、沙悟浄と、あのお馴染みのご一行の像も置かれている。その眺めは幻想的で美しく、物語の雰囲気をたっぷりと味わわせてくれる。

 しかし、この西遊洞、実は『西遊記』そのものには一切関係が無い。『西遊記』に詳しい方はお気づきだろうが、物語中には登場しない土地なのだ。実は、1993年制作のテレビドラマ『西遊記』(第2部)の撮影場所として使われたというだけなのである。
中国人の西遊記好きというのは相当なもので、それまではほとんど知られていなかったこの西遊洞、ドラマ撮影の舞台になった後、一躍メジャー観光地になったとの事だ。

 中国ならではの面白味を味わえるこの西遊洞。ぜひお勧めしたい穴場スポットです。

日本への個人観光が人気 夏休みの航空券は売り切れ

 日本政府が中国人向け個人観光ビザの発給要件を緩和してから1カ月が経った。その効果は明らかでビザの申請数が倍増。旅行社が出す自由プランは、コースや目的地、ホテル、飛行機の予約などが自由に選べることから、とりわけ申し込み者が殺到した。7月に個人観光した人数は、1月から6月までの総数に相当し、8月と9月は飛行機の座席数が限られているため、一部の人たちは出発日を遅らせるしかないほどだ。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

 日本の個人観光ビザの申請は、日本の大使館や領事館が指定した旅行会社を通さなければならず、その手続きにかかる費用は200元(約2600円)ほど。日本語がまったく分からない人や初めて日本に行く人は、団体旅行のほうが良いようだ。

 中国旅行社青島支社によると、旅行経費は飛行機往復6日間の日本列島遊覧コースが6000元(約7万8000円)から7000元(約9万1000円)前後だという。

東京スカイツリーが408メートルに達する、水族館・ドーム建設も進む―中国からの観光客に期待

建設中の東京スカイツリー(建設中) 2010年8月5日、東京都墨田区に東武鉄道などが建設中の新電波塔「東京スカイツリー」の高さが408メートルに達した。3月に東京タワー(333メートル)を抜いて、すでに建造物としては日本一。最終的には634メートルと、自立式電波塔では、中国・広州の電波塔「海心塔」(610メートル)を超えて世界一の高さとなる。

 スカイツリーは2008年に着工、12年春に開業する予定で、施工会社の大林組は「工事は順調に進んでいる」と説明している。すでに観光ツアーに組み込まれるなど、完成前から人気エリアとなっており、建設現場周辺は多くの人でごった返している。

 一帯は浅草の雷門・仲見世、両国の国技館、向島の花街料亭街にも近く、江戸情緒が残る下町地域。「世界一のタワー」は東京の新たな観光、商業スポットになると早くも脚光を浴び、ショッピング街やレストラン街が入った複合商業ビルや都市型水族館、ドームシアター(プラネタリウム)などの建設も進められている。すぐそばを流れる隅田川を和船で遊覧し、日本の伝統文化を楽しんでもらうツアーも計画されている。日本国内ばかりでなく、中国をはじめとする世界各国からの多くの観光客の来訪を見込んでいる。

 スカイツリーは、朱色に塗られた鉄骨構造の東京タワーと異なり、淡白色の太いパイプを幾何学状に組み合わせた斬新なデザイン。完成後は水色と江戸紫を基調にした2種類の照明が1日おきに塔を彩る。東武鉄道は「下町の粋な雰囲気と融合、他の地区にはない時空を超えたランドスケープを創造し、国際観光都市東京を象徴するエリアとして発展させたい」としている。

上海万博、1000人の小学生が日本館を見学 人気は「ワンダーカメラ」

 中国網日本語版(チャイナネット)によると、上海万博の日本館と上海万博局は、日本館が描く未来へのメッセージを子供に伝えるために、夏休みの特別イベント「1000人の小学生が日本館を見学」を2日午前に開催した。このイベントに最初に参加した生徒たちは、上海実験学校付属小学校の2年生から5年生までの88人だ。

 日本国家館の江原規由館長はスタート式で、今日の見学では日本の科学技術や経済、文化を理解し、さらに環境保護という考えを持ち帰って、日ごろの生活の中で活用してほしいと述べた。

 日本館で小学生の目を引いたのが、超高精細で超望遠機能を備えた「ワンダーカメラ」だ。「ワンダーカメラ」は笑顔を認識して自動的に抽出することができる。小学生たちは大きなスクリーンに自分の姿が映ると天真爛漫な笑い顔を浮かべ、「ワンダーカメラ」はそうした生徒たちの楽しい瞬間を記録した。

 またバイオリンを弾くことができるロボットは「茉莉花(ジャスミン)」の曲を演奏し、その場の雰囲気がより一層、盛り上がった。