Archive for 12月, 2010

マネキンが見張りをする交番が「衝撃」として中国ネット上で話題に

 警察官のマネキンに見張りをさせている福建省のある交番が「もっとも衝撃を受けた派出所」として中国のインターネット上で話題になっている。中国新聞社が報じた。

 同派出所は繁華街にあるにもかかわらず、マネキン以外に何もなく、からっぽだ。中国のインターネット上で大きな注目を浴びる警官マネキンに対し、多くの中国人ネットユーザーは警官不足が背景にある状況に理解を示しており、非常に効果的で創造性に富んでいると称賛の声も上がった。一方で、「人をからかっている」と問題視する一部の声もあった。

 派出所の責任者は、警官マネキンについて、「警官が不足しており、苦肉の策としてマネキンを設置した」と述べたが、「自分も他人も騙(だま)すようなやり方は良くないとして、撤去した」ことを明らかにした。

中国の製造業、廉価品から高級品へシフト

 2010年12月11日、米紙ワシントン・ポストは「中国の製造業はハイエンド商品市場に向かっている」と題した記事を掲載し、人件費の上昇や人民元高の影響で中国の廉価製品の競争力が失われつつあり、メーカーはハイエンド商品市場へシフトしていると報じた。15日付で環球時報が伝えた。

 廉価なはずの模造品だが、最近はそうもいかなくなっている。その例として、英国のウィリアム王子が婚約発表をしてから24時間以内にネット上で販売された、ダイアナ妃の結婚指輪の模造品が挙げられる。これは中国の「廉価品、模造品」のシンボル的な市場である浙江省・義烏のメーカーが作ったもので、海外での小売価格は30~40ドルだという。

 模造指輪の製造原価は2ドル程度で、卸値は3~4ドル。しかし、義烏の人件費は毎年20%の割合で上昇し、加えて人民元高、原材料の値上がり、従業員不足、同業者間のし烈な競合などがあり、メーカーの責任者は「新商品を開発して競争力を高めるしかない」と語る。

 義烏では、一部の企業の輸出を完全に停止し、輸入によって国内ニーズを満たすという大改革を計画している。この計画は、「中国製品=廉価品」のイメージ脱却に力を入れている中国政府の遠大な計画の一部でもある。輸入によって国内ニーズを刺激し、国際的な問題となっている貿易黒字を減らす狙いもあるという。

 記事は「中国政府がこの政策を堅持できたなら、ウィリアム王子の弟・ハリー王子が結婚する際には、英王室の結婚指輪を中国がデザインする可能性もあるだろう」と結んでいる。

世界の航空市場をアジア太平洋が牽引、中国の需要が最大要因

 2010年12月15日、中国経済網によると、国際航空運送協会(IATA)の発表した最新の統計データから、2010年の世界の航空市場全体の利益総額は151億ドルに上ると見込まれており、特にアジア太平洋地域が77億ドルと最大のシェアを占め世界市場を引き続き牽引していることが分かった。

 アジア地域の航空市場が好況な要因の1つが中国の航空需要が高まっていることで、2009年を境に北米地域からアジアへ航空市場の中心が移行し、旅客数もアジアが北米を上回った。現在、世界最大の航空会社は中国国際航空で、その市場価値は200億ドルにも上り、これにシンガポール航空(140億ドル)、キャセイパシフィック航空(120億ドル)が続いている。

 専門家の予測では、2011年もアジア太平洋地域の航空市場は成長を続け、乗客数は6.9%増と見込まれている。しかし世界市場全体は依然として苦しい状況に置かれ、利益総額も2010年の151億ドルから2011年には91億ドルにまで減少すると予測されている。

コスト高の影響、クリスマスツリーにも

 2010年12月8日、米国の華字メディア・多維新聞によれば、各国のバイヤーが買い付けに訪れ、「世界の卸売り市場」と称される中国の義烏(イーウー)で、生産コストが上昇していることから扱う商品にも変化が生じている。ここは、クリスマスツリーのオーナメント生産拠点としては世界最大規模を誇る。

 ウォール・ストリート・ジャーナル中国語サイトの「中国実時報(China Realtime Report)」が独自に行った調査によれば、世界経済は金融危機から脱却し徐々に回復に向かいつつあり、それに伴って、義烏の卸売り各社の受注量も昨年比20~30%増となっているが、景気回復と同時に労働力コストが30%以上も上昇しており、受注増加を完全に打ち消すかたちになっているという。今年、義烏で働く工場労働者の平均月給は1300元(約1万6400円)で、昨年の1000元から急上昇している。また、原材料の価格上昇や供給不足も深刻。サンタクロースのオーナメント製造に使用する綿花は先月、25kgあたり260元から380元へと急騰した。よって今年、サンタの衣装は化繊で、詰め物は砂で代用しているメーカーも少なくないという。

 義烏にある400社余りのクリスマス用品生産企業はいずれも、安価で質の悪い材料を使った“手抜き”商品にシフトしはじめている。ここで生産される製品の90%は輸出用で、中国国営TV・中央電視台(CCTV)の報道によれば、米国内で販売されるオーナメントの70%は中国製。年々、値上がりを続けているそうだが、それ以上のコスト高が中国の生産企業に重くのしかかっている様子だ。

【募集旅行】1年に一度!ドイツ謝肉祭(6名UP)

 ドイツでは、主にラインラントからバイエルン、アウガウなどカトリックの多い地域で行われ、「アラーフ!」(ケルン)、「ヘラウ!」(デュッセルドルフ)等独特の挨拶を交わし、仮装して祝う。地方により、謝肉祭は、ファシング、ファスナハトなど呼び方が異なる。薔薇の月曜日(Rosenmontag)には、ケルン・デュッセルドルフ・マインツ・アーヘン・ボンで薔薇の月曜日の行列(Rosenmontagsumzug)が繰り出し、「カメレ」という叫び声をあげる人々に向けて菓子を投げる。

2010下期 ドイツ謝肉祭(2011.03)・PDF

飛行機の旅で最も不快なことワースト5、首位は「悪夢のような保安検査」

 2010年12月13日、米誌フォーリン・アフェアーズは、飛行機での旅で最も不快な5つの事例を挙げた。14日付で環球時報が伝えた。

1、悪夢のような保安検査
下着の中にプラスチック爆弾を隠していないかどうかを調べるため、服を脱ぐことを強制され、赤の他人に体をまさぐられ、両手を挙げるよう指示される。まるで容疑者になったような気分だ。だが、「9・11」事件の再発を防ぐにはコックピットに鍵をかけ、テロリストが侵入しないようにすれば良いだけではないだろうか。

2、高い料金の割に乏しいサービス
航空会社は客から各種料金を徴収することには長けているが、サービスの質は低下の一途をたどっている。不便さを解消する唯一の方法は追加料金を払うこと。客は自らの尊厳を金で買っている状態だ。

3、理不尽な「禁止令」が多すぎる
離発着時に座席やテーブルを元に戻さなかったら、けがや死亡の確率が増えるといったデータがあるのか。イヤホンを外すよう促されるのは、万が一の際に客室乗務員の指示が聞こえないと困るからなのか。電子書籍の電源を切らなければならないのは、客室乗務員の声が聞こえなくなるほど読書に熱中されると困るからなのだろうか。

4、テレビモニターの音がうるさい
空港や機内のあちこちに設置されているテレビモニターやアナウンスの音が大きすぎて、静かに読書やおしゃべりを楽しむこともできない。英ヒースロー航空にように文字放送に切り替えるべきだ。

5、機内持ち込み手荷物が棚に入らない
最近は超過料金の支払いや荷物の紛失といった面倒を避けるため、キャリーケースで旅する人が増えている。それ自体は悪いことではないが、キャリーケースの機内持ち込みが多すぎて収納棚に自分の荷物を入れるのが大変だったことがある。

中国人観光客を呼び込め!日本各地でセミナー開催

 2010年12月13日、華字紙・日本新華僑報(電子版)は、観光立国を目指す日本でさらに多くの中国人観光客を誘致するためのセミナーが開催されたと報じた。

 記事は日本の観光経済新聞を引用し、6月から12月にかけて北海道札幌市や愛媛県松山市など12都市で中国語会話と市場動向を学ぶセミナーが開催されたと伝えた。日本観光協会が主催、日本観光旅館連盟が共催したもので、観光関係の人材育成を目的とし、国から補助金も支給されている。参加者は各地のホテル、レストランなどの経営者や従業員で、毎回定員いっぱいの人数が集まった。

 今年7月に中国人向け個人観光ビザの発給要件が緩和され、その受け入れに各界から関心が寄せられている。中国向けの各種PR事業を支援する会社・風樹の李琳(リー・リン)代表は2日に都内で行われたセミナーで、「各地方都市はもっと自分たちの特色をアピールすべき」と助言。「買い物も、どうすれば空港の免税店から市内のデパートに客を呼び込むことができるか。ネットを通じて客が直接予約できるサービスを展開するのも良いだろう」などと話した。

 さらに、「日本国内での知名度だけでなく、中国での知名度が高いかどうかも大切。ターゲットを絞り込んでアプローチしていった方が良い」と説明した。

【名古屋中華商会】~華僑華人の皆様へ 台湾旅行のご案内

名古屋中華商会の皆様へ:
来年早々、台湾旅行を皆様にご案内致します。ご都合のよい方々はこのたび、是非ともご家族やお友達をお誘いの上、ご参加していただきます様お待ちしております。

以上、よろしくお願いします。

台湾旅行 20110211-14pdf

 

****************************
株式会社 名古屋国際旅行社
王 立保(オウ リッポ)
TEL:052-387-5168
FAX:052-387-5169
wanglb@nit-jp.com
http://www.nit-jp.com
*****************************

最低気温マイナス45度…内モンゴル北部に猛烈な寒波が到来

 内モンゴル北部のホロン・バイル地区は12日、猛烈な寒波に見舞われた。最低気温が摂氏氷点下45度を記録した地区もある。

 ホロン・ボイル市に属する県級根河市は同日、最低気温氷点下45度を記録した。猛烈な寒波は14日まで続く見通しという。

 中国では、最北部に内陸地帯にある内モンゴル自治区北部や黒龍江省が「最も寒い地域」として知られる。高山など人が通常住めない場所を除いた観測史上の最低気温は根河市で2010年1月5日に記録した摂氏氷点下55度。1969年2月3日に黒龍江省の漠河県で記録された氷点下52.3度の記録を、40年ぶりに塗り替えた。

2010年の農産物の貿易額、1000億ドル突破で史上最高の見通し

 2010年12月10日、中国農業部は、中国の今年の農産物の輸出入額が1000億ドルを突破し、史上最高を記録する見通しであることを明らかにした。中国新聞社が伝えた。

 今年1―10月の中国の農産物の輸出額は前年同期比22.6%増の384億5000万ドル、輸入額は同34.9%増の569億ドルで、輸出入の合計額は953億5000万ドル。このため同部は年間の輸出入額が1000億ドルを突破する見込みだとしている。

 中国政府は近年、農業分野における各国との協力体制強化に力を入れてきた。ナイジェリア、エチオピアなど36カ国に農業の専門家や技術員など189人を派遣したことに加え、184項目の農業生産技術試験モデル地区を展開している。また、東南アジアや南アジアでは、474品目の中国産農産物を5500ヘクタール以上の面積で栽培し、現地で40品目以上の登録に成功している。

 さらに、各国と貿易ルールや安全基準、農薬残留基準の制定を積極的に進めるなど、農産物の輸出入は今後ますます拡大すると期待されている。