Archive for 8月, 2011

上海の両空港への足が便利に、地下鉄2号線がダイヤ変更

上海の2つの空港を結ぶ地下鉄2号線だが、9月1日からそれぞれの空港利用客の便宜を図るために東西の空港へ接続する区間でダイヤ変更を行うと東方早報網が伝えている。

このうち、東の上海浦東国際空港側では運行時間の拡大が行われ、朝は30分早くなり6時から、また終電は1時間延長され22時まで延長され、ピーク時の運転間隔も6分23秒まで短縮される。

さらに上海川沙地区住民への便宜を図るため、夜間の時間帯に広蘭路から遠東大道までの3本の定期列車が設定されることになった。広蘭路発の最終が22時24分まで延長される。

また西の上海虹橋国際空港側でも、徐涇東と淞虹路の区間において運行本数が50%増加され、淞虹路止まりと徐涇東行きの列車本数比率を2:1から1:1に変更するとしている。これにより運転間隔も最短6分42秒まで短縮される。

なお、西側区間の終電時間や高速鉄道最終列車はこれまで通り変更はない。

上海東方明珠国際旅行社より

日本から生まれた表現「Kawaii」の展示会

kawaii Artを代表するアーティスト渡辺おさむ氏が選抜した作家により、Kawaii”展in上海が8月26日~9月4日にかけてOffice339にて展示が行われる。

 

「beauty」でも「cute」でも言い表せない「Kawaii」は、世界中で通用する言葉となりつつあり、何にでも適用するポジティブな価値観として、さまざまな文化と結びつき世界へ瞬く間に広がっている。

 昨年「Kawaii」を根源に表現しているアーティストたちを日本全国から公募し、入選作家を一堂に展示し賞を授与するという、公募企画展が日本の西武渋谷店でおこなわれ、商品やファッションではなくアート文化としての「Kawaii」が日本の中でもよりいっそう位置づけられる展覧会となった。

 立体作品から、平面作品、映像やロボットなど多岐にわたるKawaii Art作品を一堂に展示し、今までファッションやアニメを中心とした「Kawaii」とは違う、アートとしての「Kawaii」文化が世界に発信される。

 

“Kawaii”展in上海

◎オープニング レセプション

8/27(土) 16:00-18:00pm

展示期間:2011年8月26日(金) – 9月4日(日)

参加アーティスト: 渡辺おさむ • 宮城勝規 • 安岡亜蘭 • mayu • 山本あき • 山元勝仁 • I k e d a a y a k o • 石渡昌太 • 久我尚美 • 久恵真由美 • 彩 • 香坂亮介 • 連知沙 • 山本真衣 • 三尾あすか・三尾あづち • 麻生日出貴

主催: 渡辺おさむ、新生堂 SHINSEIDO HATANAKA

協力: Office339、Ohshima Fine Art、Yuka Sasahara Gallery

会場: Office339 viewing space

中国上海市莫干山路50号3号楼202室

連絡: 021 6266 8151 / info@office339.com /

http://www.office339.com

上海東方明珠国際旅行社より

北京・上海などの空港で突然セキュリティチェックが厳しく

時代報によると、昨日より突然に北京首都国際空港や上海浦東空港などで搭乗の際のセキュリティチェックが厳しくなり、安全検査に非常に時間がかかるようになったと伝えている。

 このうち北京首都国際空港では、突然セキュリティチェックのレベルが上げられ、離陸3時間前に空港へ到着することが求められるようになったとされており、実際、首都空港の第3ターミナルでは荷物のカバンのチェック率も50%まで引き上げられ、ボデイチェックでは靴を脱がされ念入りにチェックされる厳しさであったという。

 このためセキュリティゲート前に大行列ができ、飛行機の出発に間に合わない人も続出し、現場に居合わせた人はまるで春節の帰省ラッシュのようだと感想を述べたとしている。

 この突然の厳しいセキュリティチェックについて、空港には数多くのクレーム電話が寄せられたようで、チェックに時間がかかりすぎると多くの利用客が不満を示されたとのこと。

 

 さらにこのセキュリティチェックの強化は上海の虹橋、浦東の両空港でも行われ、靴を脱いでのチェックは当然のこと、腰のベルトを外してX線検査機を通すよう求められる厳しさになり、北京同様に厳しいチェックが行われたとしている。

 ただ上海の両空港の場合は今回の検査強化に合わせてセキュリティゲートを増やし時間当たりの処理可能人数を維持できたため、北京のような混乱はなく比較的順調な通過が出来たようだ。

 これらのセキュリティレベルの突然の引き上げは、中国民航局の指示によるもので、全国の主要空港全てで同時に実施されているとのことで、なぜ突然引き上げたかについては理由が明らかにされていない。またいつまでこの状態を続けるのかのスケジュールについても明らかにされていない。

 このように航空機搭乗まで非常に時間がかかっていることから、中国国内を出発する航空便を利用される際はなるべく不必要なものを持たず、かなり余裕をもって空港に到着するよう心がけたい。

上海-福岡-済州島のクルージングツアーが復活

東日本大震災の影響で運行が止まっていたCosta Cruisesの上海-福岡-済州島のクルージングが8月26日より復活した。この日は、上海から1000人を超える乗客が乗船したという。
 上海を基地とするクルージング船の中では、初めての上海と日本・韓国を結ぶ路線の再開となった。
 これにあわせて、市内の旅行社各社も日本の九州などを中心に、日本向けのクルージングツアー商品の発売も活発化している。

上海東方明珠国際旅行社より

航空燃料費また値上がり=長距離路線で史上最高の150元

中国国内航空会社で、近く燃料費(燃油サーチャージ)の値上げが行われる見込みだ。昨年10月からすでに4度目の値上がりとなり、原油価格の高騰が各航空会社にとって重い負担となっている。

今回の値上げは800キロメートル以上の長距離路線に適用され、これまでの140元から150元となる。昨年10月から100元値上がりした計算。短距離路線の燃料費も20元から80元へ上昇している。

春秋航空によると、燃料コストはすでに総コストの4割以上を占めており、経営を圧迫する主要因となっている。

150元という燃料費はこれまでの最高額で、現時点では今後値下がりする要因も見あたらない。

京滬高速鉄道の乗車率回復も乗客総数は減少

京沪高铁路线图今月16日からダイヤが変更され、運行本数が25%減って66往復となった京滬高速鉄道だが、変更初日となった16日は座席容量減少の影響を受け乗車率が回復したと捜狐網が伝えている。

ある研究機構の指摘によれば、この日から全体の座席数は1日あたり5.5万席減少し割合にして36%減った。上海虹橋駅発着便に限ってみても3.3万席減り、輸送力が19%減ることになった。
 鉄道部によれば、これらにより一列車あたりの乗車人数は平均145%と上昇し、変更前の一ヶ月の平均乗車率107%からはるかに上昇したとしているが、全体の乗車人数が増えたわけではなく単に見かけ上の乗車率が上昇したに過ぎない状況で、むしろ座席数から計算すると乗客総数は減っている。
 この高速鉄道側の本数減少の状況を受けて、空の便を運営する航空会社側では逆に輸送力強化に動き始めており、例えば格安航空会社のの中国春秋航空が上海-北京線一往復の9月末からの投入を決めているとのこと。
これまでの国内線に199元や299元といった格安チケットを販売してきた同社だけに上海―北京線でも同様の格安チケットが出てくる可能性があり、高速鉄道のモタツキに安心しかけた各航空会社にとって、また新たな競争相手が出現したようである。

京滬高速鉄道にとっても乗車率が回復したと喜んでいる場合ではないであろう。

銭塘江の逆流は9月12日の中秋節頃がピーク

 毎年海からの大逆流現象が見られる浙江省の銭塘江だが、今年のピークは来月12日の中秋節の満月の頃だと見られている。

銭塘江の大逆流は、月と太陽と地球の位置関係がから来る汐の満ち引き現象の影響で水が大移動し、川が逆流する大スペクタクル現象だが、毎年中秋節の満月がピークとなっている。

浙江省海寧市ではこの中秋節の前後一週間を中国国際観潮節とし、大逆流を観察するイベントを設定しているが、今年もこの9月12日の中秋節前後に観潮節が設定される見込みとなっている。

 逆流現象は杭州湾から銭塘江へかけて全体で見られる現象だが、浙江省海寧市付近から一気に川の幅が狭まるためこの地から見る逆流が一番激しいと言う。

 銭唐旅行社の話によるとこの観潮節の一週間は普段は静かな農村の海寧市は各地からの観光客で大渋滞し、ホテルも取れにくくなるという。

SMAPが来月16日に北京でコンサート、海外初

SMAP今年5月に中国の温家首相が日本を訪問した際にSMAPと会見し、「SMAPのコンサートが中国で開かれることを心より歓迎します」との言葉を頂いたことを受け、今回SMAPのコンサートが実現することになったと東方早報が伝えている。
 コンサートは9月16日に北京で行われ、SMAPにとっても初の海外コンサートになる。
 昨日、メンバーの木村拓也さんがコンサートに先立って北京を訪れコンサートの宣伝を行い、あわせて上海衛星テレビの取材を受けインタビューに答えている。
 この取材中、木村さんは一部で噂されるSMAPの解散説を否定し、同時に彼はメディアの前で中国の女優林志玲さんについて、今まで会った中で最も美しい女性だとほめたとしている。
 SMAPの中国国内におけるコンサートは、昨年の上海万博期間中など、何度か上海でのコンサートの実施が計画されていたが、安全上の理由や漁船事件の発生を発端とした日中関係の悪化により、それぞれ直前で実施が中止になってきており、もし実際に開催されれば日中両国にとって悲願の実現となる。

上海―香港の寝台列車がこの夏非常に人気

上海と香港を結ぶ、越境の寝台列車T99/T100が、この夏は非常に人気で時おり、定員オーバー?の事態も起きていると、文新専媒が伝えている。
 この上海―香港の列車は越境列車となるため、当然のことながら香港への入境資格を持った者しか乗車できず、中国大陸の居民ならパスポートやビザなどの手続きが必要であるとしている。
 また出発前に出境を手続きを行う必要があることから列車発車時刻の少なくとも30分前には駅に到着するよう鉄道局側では求めている。

上海ディズニーランドに最大規模の城を建設

 sha 

ウォルトディズニーパークス&リゾーツ社会長のTom Staggs氏は10日、上海のディズニーランドに世界のディズニーランドの中で最大の城を建築すると明らかにした。また上海ディズニーランドには多くの「中国の要素」を採用するという。「新華網」が伝えた。

 

今年4月に上海ディズニーランドの工事が始まって以来、設計の詳細を運営側が明らかにしたのは初めてだ。

 

Staggs氏によると、中国人設計士を含む300人以上のエンジニアが上海ディズニーランドの設計業務に携わっている。「全ての可能性を取り込む」という設計コンセプトを通じて、40年前に米国・フロリダに建設されたディズニーワールドを継承し「最も人々を驚かせるプロジェクト」を建設するとしている。

 

城はそれぞれのディズニーランドのシンボルだ。上海ディズニーランドでは最大の城を建設するだけでなく、インタラクティブと体験の面でも世界の一流レベルを目指す。現在世界のディズニーランドにある城はディズニー作品中のプリンセスの名前で命名されているが、上海には全てのディズニー作品のプリンセスが世界からの観客を歓迎する城を建設するという。

 

観光客が豪華なアーチ型のゲートをくぐって城に入ると、中心には曲りながら上に続く階段がある。来場者はこの階段を登りながら童話の世界を旅するという趣向だ。

 

城内には商店やレストランなどの娯楽施設があり、1階には水上アトラクションも建設される予定だ。観光客はボートに乗って園内の様々な風景を見る約10分のコースも楽しむことができる。

 

また上海ディズニーランドは「中国の要素」を多く取り入れているのが特徴だ。例えば祝祭日のイベントやパフォーマンス、中国人の食習慣に合う食事や、中国の観光客が好む「ストーリー形式」のアトラクションなどを提供する。

 

「ディズニーは中国でアメリカのテーマパークを作るのではなく、上海で中国人のために作られたテーマパークを生み出す」とStaggs氏は語る。

 

資料によると、上海ディズニーリゾートの規模は約3.9平方キロメートルで、テーマパークとレストラン・商店エリア、ホテル、湖などで構成される。