Archive for 11月 21st, 2011

アジアで一番安い上海の空港免税店

 

上海の空港の免税店における商品の平均価格はアジアで一番安く、化粧品や香水などの新製品の世界同時販売が実現していると時代報が伝えている。

 

これは昨日行われた「中国空港非航空収入大会」で明らかにされたもので、香港国際空港や、日本の成田空港、シンガポールのチャンギ空港など国際的に地位の高い空港に比べ、上海の空港の商品平均価格は一番低かったとしている。

 

例えばある高級フェイスクリームの価格は他の空港に比べ400元程度安く、市内のデパートに比べれば1500元程度も安く売られているという。 

 

また上海浦東空港では、出国ロビーと入国ロビーの両方に免税品店を設定しており、入国側では乗客が不足していた免税品を補充購入するような対応が可能になっており、世界のブランドの新製品がいち早くかつ割安で手に入る体制になっているとしている。

 

さらに商品の事前予約制度も実現させており、利用客は事前に欲しい商品をネットや電話で予約しておき、入国時にお金と引き換えに商品を受け取ることが可能で利用客に対して利便性の高いサービスを行う努力を行っている。

 

ただ残念ながらこのような営業努力にもかかわらず、現状では商品価格が安い分だけ単位面積当たりの売り上げは香港空港が1㎡あたり10.2万元なのに対し、上海浦東空港では1.9万元と約1/5となっており、さらに最近の搭乗安全検査の強化により出発ロビーにおける滞留時間は減少傾向にある。

 

空港の非航空収入に対する営業戦略は今後も更なる努力が必要とされているようだ。

上海虹橋地区に国際ダンスセンターを建設へ

 上海虹橋地区にダンス専用の劇場「上海国際ダンスセンター(上海国際舞踏中心)」が建設されることになったと東方早報網が伝えている。

近年、上海大劇院、東方芸術中心、上海文化広場など総合型劇場が次々に整備されてきているが、残念ながらダンス専用の劇場はまだ上海に存在しない。

これに対して、上海市内のダンス関連団体・学校が協力してダンス専門劇場の設置を目指すことになったようだ。

今回参加するのは上海戯劇学院付属舞踏学校、上海東方韻舞踏専修学校、上海バレエ団、上海歌舞(オペラ)団などで、現在これらの学校がある上海虹橋地区の延安西路、虹橋路、水城南路に挟まれた約8万㎡の敷地を利用して来年2012年の着工を目指し2015年までの開館を目指している。

これにより学校を併設した形で教育から実践まで一貫したダンスの一大拠点が上海虹橋地区に生まれる形になり、上海のダンス界のレベルアップが期待されている。