Archive for 11月 26th, 2012

エアー・アジアが来年にも上海へ乗り入れ、1枚50元の記念チケットも

  アジア最大のLCC(ローコストキャリア=格安航空会社)であるエア・アジア社が、来年2月にも上海に乗り入れてくる予定だと東方早報が伝えている。
 マレーシアのエア・アジア社が昨日上海市内で発表したところによると、同社は来年2月19日から正式に上海市場へ参入を開始するとし、上海―クアラルンプールを就航させるとした。
 また就航記念として、同区間に1枚50元(約660円:税別)のチケットを1万枚発行するとしている。
 中国ではすでに中国東方航空と、オーストラリアのカンタス航空傘下のLCCジェットスター社が共同で香港にジェットスター香港という会社を設立し、やはり来年にも運行開始を予定していることから、今後アジアの格安航空市場が激化することが予想されている。
 ただ、今回発売される格安航空券も税金などを含めると片道900元程度となり、さらに1便あたり25枚程度しか適用されないことから全座席の5%程度の人しか恩恵にあずかれず、さすがにタダ同然で海外旅行というわけにはいかないようだ。

上海浦東空港で上海航空と春秋航空、吉祥航空などがターミナル入れ替え

         上海浦東国際空港のターミナル振り分けが2012年12月18日零時より一部変更になると春秋航空公式サイトなどが伝えている。
  上海の空の玄関口、浦東国際空港はT1とT2という2つのターミナルが存在し、各々に航空会社が振り分けられ上海航空(FM)はT2、    中国春秋航空(9C)と吉祥航空(HO)はT1のターミナルをこれまで利用していたが、2012年12月18日零時の発着便よりこれらが入れ    替えられ、上海航空がT1、春秋航空と吉祥航空がT2に変更となる。
    これは上海航空が2010年から中国東方航空(MU)の子会社となってからもT1とT2に分かれて運営を行なっていた状態を解消し、   さらに同じ航空連合のスカイチームの航空会社を同一ターミナルに集めることによって、上海浦東空港での乗り継ぎをスムーズにし   国際ハブ空港としての機能強化を目的としたターミナル移動とされている。
    ただ今回の措置だけでは同じスカイチームの中国南方航空や米デルタ航空など便数の多い航空会社がT2に残り、さらにワンワールド   加盟の日本航空がT1で孤立する状態は変わらないなど完全な振り分け状態にはならないことから、今後もさらに大規模な見直しが行わ    れる可能性がある。
    日本の成田空港では航空連合別のターミナル振り分けにより乗継のスムーズ化が図られたことから浦東空港でもこれに倣って航空   連合別の棲み分けを推進していくものと見られる。