PostHeaderIcon 上海万博閉幕イベント、民間パビリオンが最後に表現した“日本の今”

 2010年10月31日、上海万博の閉幕日に会場内の日本産業館ステージにて、ラストを飾るファイナルイベントが行われた。

 日本産業館の閉幕式では堺屋太一代表が挨拶を述べ、式典が厳かに終わると、静寂を打ち破るかのように始まったのは、三味線の吉田兄弟と人気DJのDAISHI DANCEによるコラボレーションライブ。和の伝統芸能と最先端クラブ・シーンが融合した、まさに“日本の今”を体現するパフォーマンスを繰り広げた。入場制限もかかったこの日、それでも聴衆は通路にまで溢れ返り熱狂の渦、最後はアンコールの大合唱が沸き起こった。

 出演した吉田兄弟は、「観客の皆様があたたかく、とても演奏しやすい雰囲気でした。万博に限らず他のアジアでも欧米でも、日本人にしかできない公演を意識的に行っていますが、その都度、日本人であることを再認識し、より日本に誇りを感じることができます。“和”“日本”の力に誇りをもって表現できているからこそ、今回のように海外の皆さまが熱心に聴いてくださるのだと思います」と語った。

 本番まで3時間待ったという張静さん(24歳、杭州市在住)は、「日本といえば科学技術が優れているイメージでしたが、音楽も非常に魅力的ですね。古典と現代の素敵なミックスに驚きました」と唸った。また、中国のインターネット上でも、ライブを観た人たちが「感動しすぎて死にそう!今も興奮して眠れない」「神の音楽を聴いた!!!」とのコメントが寄せられていた。

 イベントをプロデュースしたのは、郵便局等のBGMを制作している日本郵政グループの音楽レーベル「JP MUSIC」。担当責任者は、「日本の産業は、伝統を活かしながら革新を進めていくことで、世界でのコンピタンスを保持し続けるものと考えます。それを文化的に表現したのが今回のイベント。日本のコンテンツの魅力をこれほど多くの方々に肌で感じていただくことができて嬉しく思います」と語った。

 この日本産業館には半年間で約560万人が来館。その盛況にふさわしいファイナルイベントで幕を閉じた。

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