PostHeaderIcon 中国メディアが振り返る「上海万博の効果」…行列の“美徳”

 中国初の国際博覧会で、過去最多の来場者数(のべ7308万人)となった上海万博がこのほど閉幕した。中国網は、上海万博を機に上海市のいたるところで行列が見られるようになった、と 「万博効果」の大きさを振り返っている。

 報道ではまず、上海市内にある幼稚園の前で、園児を迎えに来た保護者が行列を作る様子を伝え、これまでの送迎時にできていた、園の前をふさぐ人だかりによる交通渋滞が解消したと報じた。

 同サイトでは、上海万博を機に同市内で行列が多く見られるようになった原因を、万博の期間中、さまざまな優遇措置が撤廃されたことだと分析。高齢者や身体障害者、妊婦などを対象とした優先入場の制度が悪用されたことなどから、優遇制度を撤廃することによって、皆が行列を作らざるを得ない環境になり、それがより“平等感”を増したと伝えた。また、すきを突いて割り込もうとする人がいれば、周囲からブーイングの声や、武装警察の「厳重注意」などの“抑止力”が働くようになったことも大きいとして、「来場者はみな同じ」、「並べば報われる」といった意識がマナーを向上させたのでは、とも指摘した。

 このほか、トイレなどで一時的に列から離れる場合にも、行列を離れる前にどのあたりにいたかを証明する「臨時離列証」というチケット導入が、待ち時間のイライラを緩和し、安心して行列できる環境を整えたと説明。「万博は私たちに並ぶことを教えてくれた」と振り返り、行列には今後も、人々の我慢や公平さ、透明性が必要だと結んだ。

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