PostHeaderIcon 中国内陸部で日本産食品は売れるか?長沙で実験的試み

 独立行政法人日本貿易振興機構(以下、ジェトロ)及びその上海センターは2日、湖南省長沙市の湖南平和堂東塘店の地下2階食品館で、日本の食品を販売するアンテナショップ(日本物産フェア)を開店した。このショップは26日までオープン予定で、ジェトロによる中国内陸部のフィールドワーク事業の一環。長沙市の百貨店トップとして地元に根付いている日系の平和堂の全面協力を得た。

 長沙において、ここまで大規模な「日本」の食品フェアは初めて。今回のフェアでは、日本国内で公募・選抜した日本産食品10分類47品目を、日本から長沙に輸出し、長沙だけで販売する、期間・数量・地域限定販売の物産フェア。長沙はもちろん、中国初お目見えの商品も含まれる。実際の販売はもちろん、期間中は全商品の試食などを展開して、長沙現地消費者の日本食に対する反応を幅広く確認、調査する予定。

 このショップでは、お菓子、デザート、飲料、お茶、酒、調味料、青果、水産加工品、麺などの日本食品を陳列している。また、日本政府観光局(JNTO)の協力を得、日本への観光を促進するためのDVD放映やパンフレット配布も行っているという。店舗運営者によれば、2日の開店から、人気となっている商品は、海鮮の蛸や、どら焼きなどのお菓子。今回は輸出した分だけの販売で、完売すれば販売終了となる。

 「日本政府では2017年までに農林水産物・食品の輸出額1兆円を目指すことを掲げている」が、実際ここ数年輸出額はマイナス成長を続けている。そのため、「目標達成のためには輸出促進に向けた一層の努力が求められている」とし、ジェトロでは、有望市場として中国内陸部をターゲットにし、日本産食品のうち、現地でも好評を得そうなものを選別して、輸出・テスト販売を行う、というのが今回の事業の骨子。

 事業の主な内容は、このアンテナショップの展開と試験販売以外に、◆日本から中国への輸出入・通関◆上海~長沙間の中国国内輸送を含む物流全般◆アンテナショップそのもの及びその周辺で行う現地消費者に対する試食を含めたマーケティング・リサーチ――など。これら一連の業務すべてを、サーチナ総合研究所が担う(一部業務はサーチナのパートナーと協力して進める)。

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