PostHeaderIcon 各地で異常気象、南部では10年連続で干ばつの予測

 2011年1月12日、広東省で開催された全国気象局長会議で公布された「中国気候公報」によると、2010年の中国の気象状況は、最近10年間で最も異常な1年だったことが分かった。また、米国のある報告では、中国南部は2010年前後に10年連続で干ばつに見舞われると予想している。13日付で北京日報が伝えた。

 同公報によると、中国の2010年の降水量は平年比11.1%増の681mmで、1961年に続く史上2番目の多さだった。暴風雨の日数は同21.5%増、平均気温は同0.7℃高く、気象災害による経済的損失は5000億元(約6兆2500億円)以上、死者は4800人に上るなど、異常気象や気象災害が重なった年となった。

 異常気象によって農作物が受けた被害も大きかった。全国の作付面積のうち、41%が洪水、38%が干ばつ、10%が冷害などの被害を受けた。また、交通への影響も最近10年では最も深刻だった。

 会議に出席した中国気象局国家気候センターの宋連春(ソン・リエンチュン)主任は「2010年の気象状況は特に異常だった。極端な高温と豪雨が頻繁に起こり、その激しさと範囲は歴史的にも稀なレベルだった」と指摘。その原因として、「エルニーニョ現象とラニャーニャ現象の関係」「極地の大気循環の異常」「気象記録上最強の西太平洋の亜熱帯高気圧の発生」「地球温暖化の影響」の四つを挙げた。

 なお、再保険会社大手、ドイツのミュンヘン再保険グループの報告では、2010年は世界全体で、自然災害で29万5000人が死亡し、約1300億ドルの損失が発生したことが明らかにされている。

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