PostHeaderIcon 日中航空会社の収益に格差生じる

中国国際航空公司【上海】中国の航空会社の収益が改善している。中国民航総局が発表した2009年12月期の中国航空会社の税引き前損益は、合計で74億元(約990億円)の黒字(08年は318億元の赤字)に浮上。08年に計上した燃料の先物取引損失がなくなったことが収益を押し上げた。

 国有大手の中国南方航空、中国国際航空、中国東方航空の3社の収益がそろって改善。上海を拠点とする格安航空会社、春秋航空や吉祥航空の利益も大幅に伸びたという。燃料価格が乱高下した08年は、高値で契約した先物予約で各社は大幅な損失を計上していた。

 格安航空券の流通が進み、旅客数は前年比20%増の2億3000万人と初めて2億人を突破。輸送貨物も446万トンと9%増えた。上海市の虹橋国際空港が今春に第2ターミナルを稼働させるほか、重慶市や四川省成都市も空港滑走路を増設工事中。他地域でも空港建設が進んでおり、今後も旅客数は伸びる見通し。

 一方、経営再建中の日本航空と主要子会社2社は19日、東京地裁に会社更生法の適用を申請した。日航によると、グループ3社の負債総額は2兆3221億円となり、事業会社として戦後最大の経営破綻になる。日航の西松遥社長は同日付で辞任した。

 日航はこの日午後、臨時取締役会を開き、会社更生法の適用申請を正式に決定した。これを受け、官民共同出資の企業再生支援機構は支援を決定。政府も運航を全面的にバックアップする声明を発表した。支援機構が公的資金で3000億円を出資し、運航を継続させながら3年以内の経営再建を目指す。

 「ナショナルフラッグ・キャリア(国を代表する航空会社)」として日本の空の足を担ってきた日航は事実上、政府管理の下で経営再建に取り組むことになる・・・。

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