PostHeaderIcon 春節の風物詩、バイク帰省

 2010年2月9日、南方日報によると、春節(旧正月)を故郷で迎えるため、珠江デルタの各都市からオートバイに乗って帰省する農民工(農村からの出稼ぎ労働者)が増加している。その数は10万台以上にも上ると推算され、一団となって道路を走る姿は春節時の特異な風景になっているという。

 珠江デルタで働く農民工が目指す故郷は広西チワン族自治区、貴州省、湖南省、四川省など西南地区が多い。ほとんどのオートバイが若いカップルや、夫婦の間に子供を挟んでの3人連れで、一家揃って故郷へ向かう様子が伺える。

 オートバイで帰省する農民工を安全に目的地へたどり着かせるため、各地の交通警察も協力体制を敷いている。広東省では、路上で勤務する2万人以上の交通警察員が協力し、天気情報の提供や無料休憩ポイント設置だけでなく、あたたかいお茶や薬、オートバイの修理道具なども準備している。

 また、最大の通過地点と予想される広東省肇慶市では、20か所以上の休憩ポイントの設置とともに、オートバイで帰省する農民工に雨具や日よけ傘などを提供している。現地の交通警察の責任者は「ここ数日、市内を通過するオートバイの台数は毎日7000台以上に達している」と語り、「春節前10日間は累計で10万台を超えるだろう」と予想している。

 農民工がオートバイを利用して帰省する主因は「帰省キップの高騰」「キップの入手難」「帰省の距離が近いこと」が挙げられる。ある2人連れの農民工は「故郷へ直接通じている汽車はないし、バスで帰るにしても2人で片道600元(約7800円)もかかる。オートバイならガソリン代や高速代などを含めても片道100元(約1300円)で済むので、帰省時にオートバイを利用し始めてすでに4~5年になる」と語っていた。

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