PostHeaderIcon 自らの母乳で子ザルを育てる…広州動物園の女性職員

 広東省の広州動物園では、生まれたばかりのシシオザルの赤ちゃんに、女性職員2人が母乳を提供している。シシオザルの母親が「育児放棄」してしまったためだ。中国新聞社が報じた。

 シシオザルはインド南西部の山岳地帯に生息しているが、開発などのために個体数が激減して、絶滅を危惧(きぐ)されている。3000-3500匹がいるが、うち500匹程度は動物園などで飼育されている。

 広州動物園でシシオザルの赤ちゃんが生まれたのは11月3日早朝。しかし母親は母乳を与えようとしなかった。「赤ちゃんが生きのびるのは難しいと思われた」という。

 同園に勤務する獣医のひとりが、自分の妻が2カ月前に出産したばかりであることを思い出した。妻も同じ動物園の職員で、相談した結果、母乳をシシオザルの赤ちゃんに与えることに決めた。母乳が足りない場合には、「実の子」に粉ミルクを与えることにした。

 人の母乳を与えて約1カ月半が経過したが、シシオザルの赤ちゃんは生まれた当初300グラムだった体重が、700グラム以上に、15センチメートルだった体長は20センチメートルなど、順調に育っているという。動物園のもう1人の女性職員も、母乳の提供を始めた。

 飼育担当者によると、母乳を与えているシシオザルの赤ちゃんは人に対して強い親近感を感じており、人の声が聞こえるだけで立ち上がって興奮するという。「もしかしたら、母乳を与えていることが関係しているかもしれない。人との接触が特に多くなっていますから」という。

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