PostHeaderIcon 航空・鉄道路線の連動を提案=高速鉄道網の台頭、旅客機乗客数減への憂慮で

 2010年3月17日、北京商報によると、中国で拡大を続ける高速鉄道網に対し、航空業界は乗客数減少への憂慮を強めている。中国民用空港協会は16日、中国民用航空総局に意見書を提出。航空路線と鉄道路線を連動させた輸送網構築案が明らかになった。

 意見書では、旅客機と鉄道の連動体制を2段階で実施する計画が出されている。第1段階では、鉄道の空港乗り入れ実施。空港ターミナルビルと鉄道駅をつなぎ、旅客と手荷物の輸送の利便性を高める。第2段階では、鉄道と航空のハイブリッドチケットを発行し、シームレスな利用を可能にさせるというもの。

 こうした背景には、南北4路線・東西4路線に及ぶ高速鉄道網の「四縦四横」計画により航空業界が大きな圧力を受けていることがある。特に中国中~東部の航空路線は航空業界にとってドル箱路線となっているが、同地区は高速鉄道の拡充により劣勢に立たされることが予想されている。旅客機の利用者数減によって一部フライトが廃止され、空港使用料など空港の収入も減額している。

 中国民用空港協会の王建(ワン・ジエン)秘書長は、鉄道と航空の連動について「EUで導入した前例がある」とし、「各種交通手段の統合・連動は交通業界にとって一つの付加価値であり、乗客のニーズでもある」としている。関係専門家らからはこれに対し、さまざまな意見が飛び交っているが、民用航空管理幹部学院の田保華(ティエン・バオホア)前学院長は「空港を地方自治体の管轄とし、地方政府と鉄道部門らと協力すれば構想の実現は可能」としている。

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