PostHeaderIcon 「中秋節は一家団らん」も今は昔?半数以上が「帰省せず寝て過ごす」

 2010年9月22日、一家団らんの日とされる旧暦8月15日の「中秋節」。22日~24日の3連休となるが、中国紙・新京報が行ったオンライン調査によると、半数以上が「帰省しないで寝て過ごす」と答えた。

 新京報は中秋節を前にネット上で、今年の中秋節連休の過ごし方に関するアンケートを実施。その結果、半数以上が「連休前は仕事に追われる。疲れているから寝て過ごす予定」と回答した。両親と過ごすために実家に帰るか?との問いに、「帰る」と答えた人はわずか27%、「帰らない」は52%に上った。

 回答者の半数以上は両親と離れて暮らしており、遠方に帰省するのも簡単ではない。これに加え、中秋節を「伝統行事」でなく「単なる連休」ととらえる若者が増えていることも、「帰らない」割合がこれほど多い原因だと考えられる。こうした現状に中国の民俗・風習に詳しい専門家の趙書(ジャオ・シュー)氏は「庶民の過ごし方が多様化した。一家団らん以外の過ごし方をする人が増えている」と指摘した。

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