PostHeaderIcon アジア各地で旧正月の行事

 2011年2月1日、「外国人と中国人の春節(旧正月)にはどんな違いがあるのか?」と題した書き込みが、中国の大手ポータルサイト・鳳凰網の掲示板に掲載された。以下はその内容。

 中国人の影響を受け、中国と同じように春節(旧正月)を祝う国は多い。言い換えれば、中国人が多く住む場所には必ず春節を過ごす習慣がある。それぞれの国ではどんな春節を過ごすのだろうか。以下にその例を挙げてみよう。

◆ベトナム
 ベトナムで旧正月は「テト」と呼ばれ、中国と同じく1年で最も重要な行事。街は色鮮やかな正月飾りで埋め尽くされ、にぎやかな花市も開かれる。

◆韓国
 韓国では「ソルラル」。家族全員で「トックッ」と呼ばれる雑煮のような餅入りスープを食べる習慣がある。伝統色が強く、厳かな雰囲気。

◆日本
 昔は日本でも旧正月が年間の最大行事だったが、今は西暦の1月1日で祝うようになった。日本人は正月にデパートや家電量販店などで売り出される「福袋」を買う人が多い。

◆シンガポール
 中国系が8割を占めるシンガポールでも当然、旧正月は年間最大の行事。中国伝統の真っ赤な灯籠やめでたい絵などが華やかに飾りつけられ、新年を祝う中国語の歌が鳴り響く。

◆マレーシア
 福建省からの移民が多くミン南文化の影響を色濃く受けているマレーシアでは、パイナップルが縁起物。パイナップルの発音は「繁栄」と同じ意味を持つらしい。

◆モンゴル
 モンゴルのツァガーンサル(旧正月)といえば、ボーズ(羊肉の蒸ギョーザ)とアイラグ(馬乳酒)。これを家族や親戚、友人らと飲み食いしながら、伝統楽器に合わせて歌い、踊る。

 その他、欧米各国でも旧正月のイベントが多数開催されるが、中国人の居住エリアに限られるため、本場のにぎやかさには到底かなわない。

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