PostHeaderIcon パンダ生息地、北上も=地球温暖化が影響

 中国英字紙チャイナ・デーリーは26日、地球温暖化の影響でパンダの生息地が北にシフトする可能性があるという専門家の見解を伝えた。今は四川省や陝西省に生息するパンダだが、その北の甘粛省などに移ると予測している。

 同紙によると、中国のパンダ生息数は2004年の調査で1600頭を数え、その多くは野生。森林伐採や土地開発で生息地は次第に狭まり、四川省などの230万ヘクタールとなっている。

 生息地では過去50年間、平均気温が上がり、降水量が減少している。気温の上昇や乾燥した気候は、パンダの成長だけでなく、餌となるササの生育にも打撃となる。

Comments are closed.