PostHeaderIcon 上海万博、「学校再開・台風」の影響で来場者数が8月最少を記録

 上海万博では31日、同日の来場者数が、8月で最も少ない20万700人を記録した。普段と比べて明らかに少ない会場内では、常連客らによる「最も快適な1日」との声も聞かれた。中国網などが伝えた。

 8月の上海万博では、21日の56万8300人をピークに、1日あたり約40万人が会場を訪れていた。しかし、8月29日を境に来場者が減少、30日には27万800人、31日には20万700人と30万人台を割り込んだ。鳳凰網によると、来場者数激減の理由は、学校機関の授業再開や台風7号の接近などによるという。

 一方、万博会場にすでに5回も足を運んだという“常連客”らは、普段よりも少ない来場者のおかげで、行列も少なく、パビリオンめぐりもスムーズだと満足顔だ。ある人は、行列待ち用に持参した簡易ベンチも「今日は出番がない」などと語り、いつもと違う会場を「最も快適な1日」と楽しんだ。

 写真は普段の様子。2010年7月18日撮影。普段だと人気パビリオン前には、待ち時間4―5時間に耐える長蛇の列があるが、31日は約30分で入館できるほどの人出だったという。

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