PostHeaderIcon 上海万博記念コインが「価格高騰」、今後は乱高下の可能性も

上海万博記念硬貨 2009年6月に発行された上海国際博覧会(上海万博)の記念コイン・第1回セットの価格が、このところ高騰してきた。当局は、4月下旬に第2回セットを発表した。チャイナネットが報じた。

 09年に発売されたのは、金貨1枚・銀貨2枚の3枚のセット。3分の1オンス・純度99.9%の金貨は額面150元、1オンス・純度99.9%の銀貨は額面10元。金貨の最大発行量は5万枚、銀貨は各7万枚だ。

 当初は5000元(約6万8700円)以下と、低迷していた3枚セットの取り引き価格も、5月1日の万博開幕と前後して7200元(約9万8900円)程度に跳ね上がった。入手も困難な状況という。

 当局は4月22日、金貨1枚・銀貨2枚の第2回セットを発表。価格は6000元(8万2400円)以上で推移しているという。その他、記念切手も額面の2倍以上で取り引きされるなど、上海万博の記念コイン・切手はこのところ、価格好調だ。

 2008年の北京五輪大会の際には、記念コイン・切手の価格乱高下が発生した。業界関係者によると、万博関連商品で同様の状況が出現するかどうかは「分からない」という。ただし、万博は五輪と異なり半年間という長期開催であるため、購入希望者は貴金属地金の取引相場を含め、価格の推移をじっくりと確認することが可能という。

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