PostHeaderIcon 日立製作所、中国・大連市と循環経済分野で協力合意

 日立製作所は中国・遼寧省大連市と資源リサイクル、低炭素経済分野で合意に達し、24日に東京で開催された「第5回日中省エネルギー・環境総合フォーラム」で調印を行った。中国網が伝えた。

 具体的な合意内容は、市郊外に建設中の「大連生態科学技術創新城」プロジェクトにおける建物・住宅エネルギー管理など関する協力、長興島臨港工業地域および大連市街区の高効率水循環プロジェクトに関する協力、大連市で資源リサイクル業務に従事する企業向けの家電リサイクル技術、工場建設、経営経験に関する情報提供の3点。

 今回の協力合意は、2009年11月に同社が中国国家発展改革委員会との間で取り交わした『資源循環および低炭素経済協力に関する備忘録』を踏まえ、国家発展改革委員会の指導の下になされたもので、今後同社は大連市政府のサポートのもとで、現地の関連企業や機関と協力活動を展開して行くことになる。

 中国網の記事は、今年創業100周年を迎えた日立が、グローバル規模の「社会イノベーション事業」を展開、特に中国をはじめ日本からアセアン、中東の24カ国・地域をカバーする「アジアベルト地域」における生態環境重視の社会インフラ作りを重視しており、9月には天津市浜海地区とも技術提供に関する合意契約を結んだと紹介。そして「今後中国国内の各都市とも協力関係を結んでいくものとみられる」と伝えた。

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