PostHeaderIcon 韓国・キムチ危機が中国に波及、各地で白菜価格が高騰

 韓国の「キムチ危機」が中国に波及した。韓国でキムチの主要材料である白菜価格が高騰。中国での大量買い付けが始まったからだ。広東省広州市では過去1カ月で、白菜の卸売価格が12%上昇した。中国新聞社が報じた。

 韓国の業者は、同国から近い山東省の白菜の買い付け契約に懸命という。ただし、本格的な出荷期は11月から。転売を狙う中国の業者は、東北地方の「青田買い」に懸命だ。東北地方でも白菜は不作で、6月までは1トン当たり550元だった価格が、最近では850元程度にまで値上がりした。

 東北地方では白菜だけでなく、大根の価格も通常の2.7倍程度に値上がりした。

 白菜価格の高騰で、今後は農家が作付面積を増やすことが「危機を招く」とする、懸念の声もある。来年は供給過剰で大きく値崩れし、多くの農民が損失を出す可能性が高いからだ。

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