PostHeaderIcon 万博終了まであと半月…パビリオンで始まる「在庫一掃セール」

 中国網によると、上海万博ではこのほど、31日の閉幕を控え、各国パビリオンで文房具やTシャツなどオリジナルグッズが次々と割引かれるなど、万博閉幕に向けた「在庫一掃セール」が始まった。

 国家パビリオンの多くでは、併設するグッズ販売店の内部が、セールを知らせるポスター一色になっており、2-5割引になった万博関連のTシャツや文房具、玩具、アクセサリーなどが、好調な売れ行きを示しているという。また、香水や特産品などの一部の高額商品は、値下げされないかわりに特典が多くものもあるとして、販売促進に余念がない。

 しかし、何でもかんでも飛ぶように売れる、というわけではなさそうだ。「叩き売り」を始めたイラン館のペルシャじゅうたん(1枚1-2万元(約13-26万円))は買い手がつかず、販売員は、来場者のほとんどが、値下げしたじゅうたんを「ただ見てるだけ」と語る。

 一方、一部パビリオンでは、これまで1本138元だった記念ネクタイを、2本で38元にするなどの「大胆値下げ」を敢行したほか、商品の購入で金券をプレゼントするなど、「今までなんだったの!?」と首を傾げたくなる販促活動もあるという。

 14日の万博来場者数は約49万4400人と、10月10日に記録した約56万2800人に次ぐ、今月2番目の人出を記録した。また、5月1日の開幕からは合計約6342万1000人が来場した。

 万博では今後、閉幕が近づくとともに、来場者数の増加のほか、より大胆な値下げ、販売促進活動などが期待されている。

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