PostHeaderIcon 上海浦東空港でUA機が離陸時にバードストライクで緊急停止

  
 

 一昨日21日昼頃、上海浦東空港で離陸滑走時の米ユナイテッド(以下UA)航空機にバードストライクが発生し、急遽離陸を中止し滑走路上に緊急停止する事件があったと東方早報網が伝えている。
 バードストライクが発生したのは上海浦東国際空港から米サンフランシスコに向かう予定だったUA858便で、離陸のため滑走路上を走行し速度を上げる途中でバードストライクが発生したとのこと。
 この直後、コックピットで機体の異常を知らせるアラームが鳴ったため、操縦クルーが急遽離陸を中止し滑走路上に緊急停止した。 そしてこの件を管制塔へ報告し、管制の指示により機体を駐機場に移動させて、空港スタッフにより確認を行なったところ、エンジン一基の破損が確認されバードストライクが断定されたとのこと。
 この事故によるケガ人などは発生しなかったが、機体が損傷したためUA側ではフライトをキャンセルされた。
 このUA858便は前日20日も雷の影響で運行がキャンセルされており、2日続けての欠航となり足止めを食ってしまっている乗客もいるという。
 浦東空港では、19日にも香港へ向かう予定だった春秋航空機がバードストライクを起しており、7月から数えても5回も発生している。
 夏場は鳥の繁殖期となるため、バードストライクが起こりやすく、空港側では飛行の安全と鳥の保護の板挟みにあい、その対策に頭を悩ませている。

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