PostHeaderIcon 北京・上海などの空港で突然セキュリティチェックが厳しく

時代報によると、昨日より突然に北京首都国際空港や上海浦東空港などで搭乗の際のセキュリティチェックが厳しくなり、安全検査に非常に時間がかかるようになったと伝えている。

 このうち北京首都国際空港では、突然セキュリティチェックのレベルが上げられ、離陸3時間前に空港へ到着することが求められるようになったとされており、実際、首都空港の第3ターミナルでは荷物のカバンのチェック率も50%まで引き上げられ、ボデイチェックでは靴を脱がされ念入りにチェックされる厳しさであったという。

 このためセキュリティゲート前に大行列ができ、飛行機の出発に間に合わない人も続出し、現場に居合わせた人はまるで春節の帰省ラッシュのようだと感想を述べたとしている。

 この突然の厳しいセキュリティチェックについて、空港には数多くのクレーム電話が寄せられたようで、チェックに時間がかかりすぎると多くの利用客が不満を示されたとのこと。

 

 さらにこのセキュリティチェックの強化は上海の虹橋、浦東の両空港でも行われ、靴を脱いでのチェックは当然のこと、腰のベルトを外してX線検査機を通すよう求められる厳しさになり、北京同様に厳しいチェックが行われたとしている。

 ただ上海の両空港の場合は今回の検査強化に合わせてセキュリティゲートを増やし時間当たりの処理可能人数を維持できたため、北京のような混乱はなく比較的順調な通過が出来たようだ。

 これらのセキュリティレベルの突然の引き上げは、中国民航局の指示によるもので、全国の主要空港全てで同時に実施されているとのことで、なぜ突然引き上げたかについては理由が明らかにされていない。またいつまでこの状態を続けるのかのスケジュールについても明らかにされていない。

 このように航空機搭乗まで非常に時間がかかっていることから、中国国内を出発する航空便を利用される際はなるべく不必要なものを持たず、かなり余裕をもって空港に到着するよう心がけたい。

Comments are closed.