PostHeaderIcon 蓬莱と中国四大名楼の蓬莱閣

蓬莱市は山東半島の最北端にあり、渤海湾及び黄海に臨み、日本及び韓国と海を隔て望んでいる。               

 蓬莱は風光明媚で、国家重要文化財―蓬莱水城・蓬莱閣が境内にあり、「仙閣凌空」・「漁梁歌釣」・「日出扶桑」など十大景観がある。蜃気楼の特有現象もあり、毎年海外観光客200万人が来ている。

蓬莱閣(イメージ)

蓬莱閣イメージ写真

 蓬莱は、仙境ともいわれます。伝説によると、蓬莱は、瀛州、方丈とともに、神仙のいる三神山で、秦の始皇帝や漢の武帝もよく訪れたことがあるところだそうです。“八仙海を越える”の伝説の由来はこの蓬莱にあります。呂洞賓、鉄拐李、張果老、漢鐘離、曹国舅、荷仙姑、藍采和、韓湘子の八仙は、蓬莱閣で、ぐでんぐでんに酔っ払ったあと、それぞれの宝を頼りにして、波を踏み飛び海上を漂うという“八仙過海、各顕其能”の美しい伝説のことです。

 有名な蓬莱閣は、蓬莱市の丹崖山にあります。蓬莱閣は、北宋の嘉佑6年(1061年)に始めて建てられました。黄鶴楼、岳陽楼、滕王閣とともに“中国四大名楼”といわれます。蓬莱閣は、蓬莱閣、天后宮、龍五宮、呂祖殿、三清殿、弥陀寺など、6つの部分、および付属の建築からなる広大な建築群で、面積1、89平方kmです。閣内には文人墨客の対聯や石刻など、展示品は充実しています。閣の東の蓬莱水城は中国でもっとも早くにできた古代の軍港で、山を背負い海を控え、修理された水門、港、砲台などによって港と軍事建築を見ることができます。蓬莱閣とともに、国家重点文物保護単位に指定されています。新しくできた田横山文化公園、田横桟道、黄渤海分界座標点などの海上公園も有名です。

 全市総面積1201.8平方キロ、海岸線86キロある。総人口49万人、唐の時代、神龍3年(紀元707年)に県を設けられ、1991年に蓬莱市となった。          

 蓬莱のインフレ施設が完備で、交通・通信は非常に便利である。煙台空港及び煙台港まで70キロ、青島空港及び青島港まで200キロ、国道206号線は境内を貫通している。沿海に中小港4個、万トン級バース3個、5000トンバース2個、年間取り扱い能力は1000万トン以上。1996年に蓬莱新港は一類対外開放港に指定され、世界各地と直接に通航できる。蓬莱の物産資源は非常に豊富で、黄金・石灰石・花崗岩・滑石など鉱産物の貯蔵量が多く、農産物には小麦・とうもろこし・落花生・りんご・梨及び葡萄が多い。海岸線には海魚・海老・ナマコ・あわび・帆立貝・昆布などが多く取れる。

 蓬莱の経済力が強く、長年の努力により、黄金・機械・電子・建築材料・化学工業・紡績業を主体産業とする工業生産体系になって、アメリカ・イギリス・フランス・ドイツ・日本・韓国など20カ国以上の国家及び地区と経済往来がある。

(記事提供;青島華青国際旅行社有限公司)

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