Archive for 2月, 2010

搭乗前ビール「イッキ飲み」の男に大歓声?!

 広東省広州市の白雲空港の搭乗ゲート付近で18日朝、大きな歓声が上がった。搭乗前の手荷物検査で、かばんから大瓶入りのビールが見つかった男性が「持ち込めないなら、この場で飲む」と、5本すべてを一気に飲みほしたからだ。新快報などが伝えた。

 中国でもテロ警戒などのため、手荷物の航空機内持ち込みには厳しい制限がある。酒類は不可。検査係員は男性に、貨物室に積み込む「託送扱い」にするよう求めた。男性は「面倒だな。ここで飲んじまうよ。5分だけ待ってくれ」と返事。もうそのころには、物見高い乗客が男性を取り囲み、なりゆきを見まもっていたという。

 「いいか。5分、5分以内にだぞ。全部をカラにするからな」――。男性は念をおした。検査係員もつい引き込まれて、時計を取り出した。男性はビールをラッパ飲み。最初の1本には30秒もかからなかった。そして2本目、3本目と進む。4本目を飲み終えたところで「まだ1分はあるな。余裕だよ」と言い、最後の1本も一気に飲み終えた。係員が時計を見ると、飲みはじめてから4分38秒しか経過していなかったという。周囲の“野次馬”からは「スゴイ!」と歓声があがった。

 係員はさすがに心配になり、「そんなに急いでたくさんに飲んで、気分は大丈夫ですか」と尋ねた。男性は「安心しろよ。オレはビール飲みの名人で、いろんなコンクールで優勝してるんだ。こんど、どこかでコンクールがあったら、オレを呼んでくれ」と豪快に語り、機内に姿を消したという。

  航空機搭乗の際、液体手荷物には注意してくださいね~。

<上海万博>期間中のホテル予約が数倍に急増、宿泊料は2割増し―上海市

 2010年2月14日、京華時報によると、上海国際博覧会の開催が近づくにつれ、上海市内のホテルで予約が急増している。1月に入ってからは、万博期間中のホテル予約が12月と比べて4倍以上に増えている。

 予約が集中しているのは万博がスタートする5月だが、6~7月の予約も少なくないという。北京オリンピックの際にはホテルの宿泊料金がうなぎのぼりに上昇したことが記憶に新しいが、上海万博ではそうした現象は起きておらず、ホテル宿泊料は2割り増し程度に留まっている。

 旅行サービスサイト・携程旅行網(C-TRIP)の調べでは、万博期間中の上海市内の5つ星ホテルは1泊1500元(約2万円)前後、2つ星クラスは250元(約3000円)、3つ星クラスのホテルは370元(約4800円)前後になっているという。

日本でも「旧正月特需」、中国マネーに期待

 2010年2月15日、日本では小売業販売額が16カ月連続で減少(09年12月付/経産省発表)するなど景気の低迷が続いているが、景気刺激や消費の拡大を図る目的で、日本政府が「観光立国」をスローガンに中国からの観光客を呼び込もうとしている。日本の華字紙・東方時報の報道を中国新聞網が伝えた。

 2月14日は旧正月(春節)。中国人にとって年間最大の祝日であり、前後は1週間の大型連休でもある。今年は09年7月に中国人の日本個人観光が解禁されてから初の春節ということもあり、大きな消費が期待されている。日本政府観光局(JNTO)の調べでは、09年に日本を訪れた中国人観光客数は101万人に達し、「銀聯カード(中国ユニオンペイ/中国で主に普及している決済システム、デビットカードの一種)」による決済額だけを見ても、その消費額は200億円にのぼった。

 旧正月期間、日本国内の各小売店で中国人観光客を対象としたセールや特別サービスが企画されており、東京の有名百貨店には「春節特恵(旧正月特別セール)」の文字が店内に躍った。また、ある大手家電量販店では、中国人観光客による1人当たりの平均消費額が4~5万円に達し、日本人の消費を上まわっているという。また、日中間の旅客機でも席が取れない状態になるなど、中国の旧正月の影響は中国国内に留まらなくなっている。日本経済新聞は今月5日付でこれを「春節特需」の見出しで報道、中国の旧正月が日本経済にプラスに働くとの内容の記事を掲載している。

上海万博「経済効果」…外国人客350万人目指し米国でPR

 中国新聞社電によると米国で14日、上海万博のPR活動が始まった。5月1日から10月31日まで開催される上海万博は外国人入場者数350万人を目指している。米国は大きな「客源」のひとつになるという。

 駐ロサンゼルス中国観光事務所の責任者、呉大偉氏によると、キャンペーンはロサンゼルスを皮切りに、サンフランシスコ、サンディエゴ、ヒューストンなど、米国中西部で4月中旬まで行う。

 米国は中国にとって重要な観光客源であり、2009年には周辺のアジア諸国を除いて最も多い179万9800人が中国を訪れた。

 米国では、展覧会、説明会、記者会見、街頭キャンペーン、テレビ・新聞・空港・屋外での広告など、さまざまな手段で上海万博見学を兼ねた中国旅行をアピールする。

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◆解説◆
 中国の国家観光局によると、2009年に訪中した外国人は延べ2193万7500人。国別で最も多かったのは日本人で、331万7500人。うち、「観光目的」として入国した人は105万3800人。

 以下、韓国(319万7500人/観光目的は134万9200人)、ロシア(174万3000人/102万4700人)、米国(170万9800人/99万6200人)、マレーシア(105万900人/72万9600人)の順だった。

 なお、上記統計に香港・マカオ(澳門)・台湾は含まれない。

東アジア選手権優勝に沸く中国=日本は3位に沈む

20100215-soccer 東アジア選手権 2010年2月14日、サッカー東アジア選手権最終節が開催された。中国代表は2対0で香港代表に勝利。2005年以来となる優勝を決めた。日本代表が1対3で韓国代表に敗れ、3位に沈んだ。15日、四川新聞網が伝えた。

 中国代表は2勝1分、5得点無失点の堂々たる成績で優勝を決めた。特に中国サッカー史上初めて韓国代表に勝利したことはサッカーファンを驚愕させる「事件」となった。DF杜威(ドゥー・ウェイ)が大会MVPを獲得。GK楊智(ヤン・ジー)は最優秀GKに選ばれた。

 八百長とサッカー賭博問題でサッカー協会トップが逮捕されるなどスキャンダルが噴出していた中国サッカー界。代表もアジアカップ予選で苦戦し、協会トップが「ヒディング監督など一流の外国人監督を呼びたい」と監督交代を示唆するなど、期待は決して高くなかった。そうした中での優勝に、サッカーファンは代表が長い低迷から抜け出す希望を見出したようだ。結果を出した選手たちの意気も上がっている。FW曲波(チュー・ボー)は「次はアジアカップを取りたい」と意欲をあらわにした。

謹賀新年!各国の要人から旧正月の挨拶

春節 旧正月 を翌日に控え 伝統的な縁日=廟会 2010年2月14日は旧正月。世界各国の要人から華人華僑、そして中国国民に向けた新年のあいさつが送られた。この機会を借りて中国との協力を深めたいとの希望を口にする要人が多かったようだ。13日、人民網が伝えた。

 オバマ米大統領は12日、ホワイトハウスウェブサイトで談話動画を発表し、旧正月の到来を祝った。旧正月を祝うすべての人々にとって、新たな一年が幸福で万事順調に進み健康であるようにと祝福している。

 鳩山幸夫首相は「日中両国は『戦略的互恵関係』をさらに深化させることで意見を一致させている。世界の平和と発展に対して共同の責任を負う日中両国が、さらに交流と協力を活発にすることを希望いたします」との言葉で旧正月を祝った。

上野動物園のパンダ来年復活 つがい“レンタル”で合意

上野動物園パンダ リンリン 東京都の石原慎太郎知事は12日の定例会見で、飼育していたジャイアントパンダ「リンリン」が2008年4月に死んで以降、パンダ不在だった上野動物園に、新たに1つがいのパンダを受け入れると発表した。時期は「11年の早期」としている。

 中国での野生動物保護に対する協力資金との名目で、年間95万ドル(約8500万円)の“レンタル料”を支払うことで、中国側と大筋で合意したという。

 石原知事はリンリンが死んだ当初「ご神体じゃないんだから。いてもいなくてもいいんじゃないか」と受け入れに難色を示していたが、この日の会見では「地元(動物園側)から非常に強い要望があった。料金も決して安いもんじゃないんで、5万ドル値切った」と述べた。

上海万博ツアーを続々投入!中部の旅行業界

上海万博 イメージキャラクター 中国・上海で5月1日に開幕する上海万博を睨み、中部地方の旅行業界が活気づき始めています。大手旅行社は全国で1万人を目標にパックツアーの販売を開始。弊社は団体向けを中心にご相談に応じます。日本人観光客を送り出す全日本空輸や中部国際空港も商機を盛り上げます。

 前回の開催地は名古屋だっただけに、愛知万博を経験した分、ほかの地域よりも関心が高い様子。多くの人を名古屋から送りたいと我々は考えております。

 企業様や自治体様などには、万博見学と上海市内視察の団体旅行をご提案します。是非、弊社へご相談ください。

 全日空は5日から、国際線客室乗務員が上海万博日本館のシンボルマークをあしらったピンバッジを着けて搭乗、機内でPRを始めた。「1987年の就航以来、国際線の中でも中国路線を重要視している」と全日空。

 中部国際空港も今月20日にはターミナル内に「EXPOショップ」を開設し、上海万博情報や中国茶を提供して雰囲気を盛り上げる様子。

 上海万博は200以上の国と機関が参加して10月末まで開催。入場者数は万博史上最大の7000万人と見込まれております。

春節の風物詩、バイク帰省

 2010年2月9日、南方日報によると、春節(旧正月)を故郷で迎えるため、珠江デルタの各都市からオートバイに乗って帰省する農民工(農村からの出稼ぎ労働者)が増加している。その数は10万台以上にも上ると推算され、一団となって道路を走る姿は春節時の特異な風景になっているという。

 珠江デルタで働く農民工が目指す故郷は広西チワン族自治区、貴州省、湖南省、四川省など西南地区が多い。ほとんどのオートバイが若いカップルや、夫婦の間に子供を挟んでの3人連れで、一家揃って故郷へ向かう様子が伺える。

 オートバイで帰省する農民工を安全に目的地へたどり着かせるため、各地の交通警察も協力体制を敷いている。広東省では、路上で勤務する2万人以上の交通警察員が協力し、天気情報の提供や無料休憩ポイント設置だけでなく、あたたかいお茶や薬、オートバイの修理道具なども準備している。

 また、最大の通過地点と予想される広東省肇慶市では、20か所以上の休憩ポイントの設置とともに、オートバイで帰省する農民工に雨具や日よけ傘などを提供している。現地の交通警察の責任者は「ここ数日、市内を通過するオートバイの台数は毎日7000台以上に達している」と語り、「春節前10日間は累計で10万台を超えるだろう」と予想している。

 農民工がオートバイを利用して帰省する主因は「帰省キップの高騰」「キップの入手難」「帰省の距離が近いこと」が挙げられる。ある2人連れの農民工は「故郷へ直接通じている汽車はないし、バスで帰るにしても2人で片道600元(約7800円)もかかる。オートバイならガソリン代や高速代などを含めても片道100元(約1300円)で済むので、帰省時にオートバイを利用し始めてすでに4~5年になる」と語っていた。

中国東方航空が上海航空を買収、資産総額は1兆円超に

中国東方航空公司 2010年2月8日、中国の旧国営航空会社が分割民営化されて以来初めてとなる、2つの上場航空会社による買収・合併問題が決着した。合併したのは中国東方航空と上海航空で、社名は買収側の「中国東方航空」をそのまま引き継ぐ。10日、中国新聞網が伝えた。

 航空会社の再編が進む中国では、今回の買収により事実上、中国東方航空、中国国際航空、中国南方航空の三つ巴の体制になった。買収後の中国東方航空の資産総額は1500億元(約1兆1460億円)、旅客機数は331機、運航空港数は151空港となる。ニューヨーク、ロサンゼルス、パリ、フランクフルトなど世界の主要都市をほぼ網羅し、世界における大航空会社の仲間入りを果たす。

  国務院国資委の孟建民(モン・ジエンミン)副主席は、「中国東方航空は、安全を確保した上で、再編の成果を拡大し続け、世界一流の航空会社を目指す」と発言した。合併前の2社による運航システム、チケット販売網、貨物管理、メンテナンスなどの共同化作業はほぼ終わっており、市場競争力は格段に上がっている。上海市に限れば、中国東方航空のシェアは50%に上るという。