Archive for 5月 19th, 2010

上海万博中国館への近道は「穴場エリアのスタンプ16個」?

 上海万博ではこのほど、過熱する人気により、入場が困難を極める「中国館」、「サウジアラビア館」への入場の攻略法のひとつとして、「浦西エリアで見学した各種施設のスタンプ16個を集めたら、中国館かサウジアラビア館のどちらかの入場券と交換する」との案が浮上しており、その信ぴょう性を問う書き込みや、人気パビリオンに入館できない不満などが後を絶たない。新浪網などが伝えた。
 
 浦西エリアの施設のスタンプ16個と、人気パビリオンの入場券との「交換案」は、川(黄浦江)を隔てた東側(浦東エリア)と、西側(浦西エリア)との間にある人気の「東熱西冷」解消を目的に浮上したと見られる。浦東エリアが中国館やサウジアラビア館、日本館などで人気を集める一方、浦西エリアは企業館などが立ち並ぶが、どことなく閑散とした雰囲気が目立つという。

 同案は、『城市名片冊(都市名刺ホルダー)』なるものを、1日限定1000―1050冊で、来場者1人につき1冊配り、浦西エリアのEゾーン「ベストシティ実践区建設ケース」の施設でスタンプ16個を集めたら、中国館の入場券1枚と交換できる仕組みだと報じられた。しかし、同案を18日の会見で発表したとされる万博サイドは現時点で、オフィシャルサイトなどで詳細を発表しておらず、同案の導入の有無は明らかにされていない。

 同案に対する読者の反応は否定的で、「浦西エリアといえど、1日で16カ所も回れないでしょ」、「数回にわたって会場に来させる魂胆だな」との書き込みが大半を占めた。また、『城市名片冊』と万博パスポートの違いや、スタンプ16個と引き換えにした入場券の期限などの疑問が次々と書き込まれ、情報の信ぴょう性を疑う書き込みもあった。一方、中国館はこのほど、万博終了後も残されると伝えられており、多くの人が「中国館の見学を急ぐは必要なし」との見解を示している。

 連日人気のサウジアラビア館、来場者の多い時には、待ち時間が3―4時間になることもあるという・・・。