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上海万博で日本誌の「No.1パビリオンは台湾館」選定に中国はビミョーな反応

 2010年6月1日、台湾紙・聯合報によると、日本の写真週刊誌の上海万博特集で、台湾館がNo.1パビリオンに選ばれた。中国新聞網が伝えた。

 その写真週刊誌の上海万博特集では、記者が143の主要パビリオンを採点し、ランキングした。その結果、台湾館が80点でトップを獲得。その理由は「解説が非常に丁寧。中国本土とは違う台湾ならではのもてなしの心が感じられる」というものだった。記事によれば、同館の葉明水(イエ・ミンシュイ)館長は「中国本土の大学生30人と台湾で選ばれた16人が解説を担当している」と説明している。

 台湾は70年の大阪万博以来40年ぶりに万博への参加を果たした。ガラス張りの建物内部には球状の巨大スクリーンが設置され、台湾の自然や歴史、文化などを紹介した映像が映し出される仕組みになっている。

 中国新聞網は台湾館が1位に選ばれたことについて、ネット上でアンケートを実施。それによると、43%(207票)が「40年ぶりの万博復帰なのだから応援すべき」、30%(147票)が「たかが雑誌のランキング。相手にする必要はない」、27%(129票)が「1位は予約券の希望者が殺到している中国館か、8時間待ちの記録を作ったサウジアラビア館のはずだ」と回答した。