Archive for 6月, 2010

上海統計局、社会消費品小売総額を発表「万博が消費をけん引」

 上海市統計局は22日、同市における5月の社会消費品小売総額を、昨年同月比18.9%増の512.46億元(約6805億円)と発表、上海万博の関連消費が市場拡大をけん引しているとの見方を伝えた。中国網が伝えた。

 最新の統計データによると、同市における5月の社会消費品小売総額は、前月比2.4%増の512.46億元で、昨年同月比18.9%増に達した。また、1―5月の消費品小売総額は2419.37億元(約3兆2112億円)で、昨年同期比17.1%増となるなど、「万博効果」による同市での消費増を伝えた。

 統計データではまた、万博会場内での消費についても言及。万博会場内での5月期の商品販売総額が約4.13億元(約54億8500円)だったことをはじめ、万博会場以外の同市における関連商品の販売累計額は205億元(約2722億円)だったと伝えた。

 このほか統計では、会場内における 1人当たり51.36元(約680円)の消費額のうち、飲食消費が約26.96元(約357円)、商品購買が約24.4元(約323円)を占めると発表。会場内では飲食消費2.17億元(約28億8100万円)が商品消費1.96億元(約26億300万円)を10.6%上回ったほか、会場内のレストラン利用は、昼(のべ369.66万人)の方が夜(のべ172.2万人)より利用率の方が高い、などと伝えた。

上海・南京高速鉄道が7月1日に開通―最高時速350km

 上海市と江蘇省南京市を結ぶ高速鉄道「滬寧城際鉄道」が7月1日に開通する。上海から、蘇州、無錫、常州、鎮守を経て南京に至る300キロメートルの鉄路だ。列車の最高時速は350キロメートルで、上海と南京を約1時間で結ぶ。チャイナネットが報じた。

 同鉄道は、長江デルタ地域における旅客専用の鉄道建設計画でも、重要な路線と位置づけられている。在来線の「滬寧鉄路」とほぼ平行して走るが、輸送力の増強と高速運行による生活圏・経済圏の拡大に貢献すると期待されている。

上海万博、SKE48と世界コスプレ王者が登場、「日流」ファンで盛り上がる

 20日午後、上海万博の日本産業館で、世界コスプレ大会の優勝者によるショーが披露され、来場者を魅了した。中国国際放送局が報じた。

 2009年度世界コスプレ大会の優勝者の日本人コスプレーヤーYuRiさんとRiEさんが万博会場でパフォーマンスを披露したほか、世界コスプレ大会で2位に輝いた中国人プレーヤーは手作りの衣装を身にまとい、日中の文化を融合したショーを行い、会場を盛り上げた。

 さらに、日本の美少女ユニットSKE48のメンバー中西優香、松井玲奈、赤枝里々奈はヒット曲「青空片思い」を熱唱し、ファンに中国語で挨拶。小雨の万博会場は日流で盛り上がった。

中国人民銀行、人民元為替レート形成メカニズムの改革を推進

 中国中央銀行である中国人民銀行の19日の発表によると、国内外の経済金融情勢と中国の国際収支状況をかんがみ、中央銀行は人民元為替レート形成メカニズムの改革をさらに推進し、人民元為替レートの弾力性を強化することを決めた。中国国際放送局が伝えた。

 中国人民銀行報道官によると、現在、中国経済の回復基礎がさらに安定し、経済運行は安定していることから、人民元為替レート形成メカニズムの改革を推進し、人民元為替レートの弾力性を強化する必要がある。今後、すでに公表した為替市場のレートの変化に基づいて、人民元為替レートに対して動態的な管理と調整を行う。

 報道官はさらに、「現在、中国の輸出入は徐々にバランスが取れ、国際収支もバランスが取れつつある。人民元為替レートには大きな変化が発生する基礎がない。中央銀行は、資源配置における市場の基礎的な役割を利用して、国際収支の均衡を図り、人民元為替レートの合理的なレベルでの安定を保ち、マクロ経済と金融市場の安定を維持していく」と述べた。

<W杯>中国人が日本代表を応援する理由とは?日本のマナーが中国を変えた―シンガポール華字紙

 2010年6月16日、シンガポール華字紙・聯合早報は記事「中国人が日本サッカーを応援するのには理由がある」を掲載した。以下はその抄訳。

 スポーツは平和、友好の象徴であり、国と国との架け橋だ。しかし、日中間には靖国参拝、尖閣諸島、遺留化学兵器、日中戦争の民間人賠償などの問題が山積みで、中国人は強い反日意識を持ち続けている。思い出されるのが2004年に中国で開催されたアジアカップ。中国人は日本代表を罵倒し続け、果ては「大刀で鬼子(外国人、とりわけ日本人への蔑称)の首を切り落とせ」などと叫ぶ始末。スポーツ精神と汚し自らのイメージをおとしめてしまった。

 2008年の北京五輪、日本対オランダ戦。スタジアムはまるでオランダのホームのようだった。中国人観客は日本に容赦ないブーイングを浴びせた。ところがどうだろう。試合後、日本代表の選手たちはたった1回の拍手も声援も送ることがなかった中国人観客の前に整列し、深々と一礼した。一部の中国人観客の粗野な態度が目に付いただけに、日本代表の素晴らしい態度が鮮明となった。さらに日本の各界が全力で北京五輪を支えたことは中国国民の胸をうった。

 そして日本のマナーに触れて、中国も変わり始めている。ある中国メディアは「あなたは日本サッカーが好きですか?日本サッカーが好きだという人をどう思いますか?本当のサポーターならば、日本サッカーを支持することを光栄と思うでしょうか?」と問う調査を実施した。中国代表よりも日本代表を支持するとの回答も多く、日本の勝利を望むと答えた著名人も多かった。大きな変化だと言えよう。

 ギリシャに2対0と勝利した韓国に日本メディアはエールを贈った。時事通信社は韓国の勝利は日本代表の士気を高め、カメルーン戦の勝利につながったと評したほど。中国人も今、日本代表を支持している。日本の勝利は中国サッカーの自信にもつながるからだ。次回W杯のアジア出場枠増加も日本と韓国の成績にかかっているのだ。そしてそれ以上に重要なのは、日本への応援は中国人の度量を示すことでもある。これもまたW杯の魅力であろう。

上海万博来場者のマナーは日増しに向上、「愛知万博に近付いてきた」―万博事務局長

 2010年6月17日、上海万博の洪浩(ホン・ハオ)事務局長は地元紙の取材に対し、たびたび指摘されている来場者のマナーについて、「日増しに向上している。愛知万博で見た光景に近付いてきた」との見解を示した。18日付で上海紙・新聞晨報が伝えた。

 5月1日に開幕した上海万博だが、来場者のマナーの悪さも目立ち、万博最大の展示品は「中国人の民度」だとまで揶揄される始末。だが、洪事務局長は「マナーは日を追うごとに向上している」とし、「開幕当初は確かに違反行為が目立ったが、啓発運動の成果は確実に表れている」と反論した。

 洪事務局長は愛知万博で紙くず1つ落ちていない清潔な会場に深い感銘を受け、「とても羨ましいと思った」と振り返った上で、今の上海万博と比較し、「同じような光景はあちこちで見られるようになった。ごみ袋を持参する人も増え、長い行列を乱す人もほとんどいなくなった」と胸を張った。

 上海万博では、優先ゲートからパビリオンに入館するために車いすの身体障害者になり済ましたり、ベビーカーに小学生を乗せたりする不正行為や、ところ構わずごみや吸殻を捨てるなどのマナー違反がたびたび指摘されていた。

中国の米国債保有額、4カ月ぶりに9000億ドル突破

 米財務省が公表したデータによると、4月末時点で中国の米国債保有額は9002億ドルに達し、3月末より50億ドル増加した。中国網(チャイナネット)日本語版が伝えた。

 中国の米国債保有額が9000億ドルを突破したのは、昨年11月以来4カ月ぶりとなり、中国は引き続き米国の最大の債権国となっている様だ。

上海万博で大きな注目を集める「美人コンパニオン」たちを紹介

 上海万博会場の浦西D・Eゾーンにある18の企業館は、独特な風格を持っている。特別な訓練を受けた、笑顔と行き届いたサービスで来場者を迎えるスタッフたちは、上海万博会場に色を添えている。中国網(チャイナネット)日本語版が伝えた。

 特に、中国船舶館や中国鉄道館・国家電力網館・上海企業聯合館などのコンパニオンが美人コンパニオンとして大きな注目を集めている。

中国へのお得旅情報

中国各地へのお得な旅をご案内します。航空券とホテルが付いたプランです。(名古屋発;2010.7月~9月)

□北京 3日間または4日間 44,800~107,800円

(大人お一人様/Cグレードホテル/エコノミークラス/2名1室利用)

 

□上海 3日間または4日間 44,800~108,800円

(大人お一人様/Cグレードホテル/エコノミークラス/2名1室利用)

 

□大連 3日間または4日間 63,800~114,800円

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□香港 3日間または4日間 43,800~100,800円

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□台北 3日間または4日間 36,800~91,800円

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 ※    旅行代金には燃油サーチャージが含まれておりますが、空港諸税が別途必要です。 詳しくはお問合せ下さい。

ワールドカップで日本が国外初勝利!12年越し悲願達成までの軌跡を中国メディアが報道

 2010年6月15日、中国のスポーツ専門サイト「新浪体育」は、サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で日本が強豪カメルーンを下し、国外開催のW杯で念願の初勝利を飾ったと報じた。

 カメルーン戦が行われた14日は、日本のサッカーファンにとって記念すべき一夜となった。4大会連続、4度目のW杯出場にして初めて国外大会で勝利を収めたのである。思い起こせば、日本のW杯初出場は1998年のフランス大会。だが、初戦のアルゼンチン戦、続くクロアチア戦ともに0-1で完敗、第3戦のジャマイカ戦も1-2で敗れ、3戦3敗という結果に。中山雅史選手がW杯における日本人初ゴールを決めたことが、唯一の救いだった。

 そして、韓国との共同開催となった2002年の日韓大会。自国開催の利を生かした「トルシエ・ジャパン」は、初戦のベルギー戦こそ2-2で引き分けたものの、続くロシア戦は稲本潤一選手が見事ゴールを決め、W杯初勝利。最後のチュニジア戦も2-0で完勝し、初の決勝トーナメント進出を果たしたが、1回戦でトルコに敗れ、開催国としては不本意なベスト16に終わった。

 2006年のドイツ大会では、初戦のオーストラリア戦で中村俊輔選手が先制ゴールを挙げたものの、最後の7分で連続3ゴールを決められ、まさかの逆転負け。続くクロアチア戦は0-0の引き分け、最後のブラジル戦は1-4で完敗し、結局1勝も出来ず。国外初勝利はお預けとなった。

 そして迎えた今大会。2度目のW杯となった岡田武史監督の下、日本は強豪カメルーンを1-0で下し、ついに国外大会初の勝利を飾る。日本にとって初出場から12年越しの悲願達成の瞬間だった。