Archive for 1月 16th, 2011

国際原油価格が高値更新、中国でインフレ圧力

 13日、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)原油先物相場で、2月物が1バレル92ドルを突破し、2008年10月3日ぶりに高値を更新した。国際原油価格の上昇により、中国の製品油価格調整の条件が備わった。一部のアナリストは先日、石油製品価格の調整時期は春節後になる可能性が高いが、市場で価格調整圧力が高まっているとの見解を示した。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

 「投機資金が市場に流れ込み、国際原油価格により大きな上昇余地ができた。投機資金はファンドに大量に流れ、それに続いて一部のウォール街の大手にも流れる可能性がある」と、あるアナリストは分析する。

 息旺エネルギーの統計によると、原油価格の加重平均変化率は12日に5.06%となり、製品油価格決定メカニズムの改革前の「レッドライン」である4%を大きく上回った。国際原油価格が上昇し続けているため、先週に国家発展改革委員会が突然値上げを発表してから、わずか2週間で4%のレッドラインを超えた。今回の国際原油価格の上昇は、市場各方面の値上げ圧力を高めることになり、中国の石油製品価格の調整は1月中下旬に早まることが予想される。