PostHeaderIcon 上海万博展示館、最大2割間に合わない可能性が・・・

【上海時事】が報じるには、5月1日の上海国際博覧会(上海万博)開幕まで残すところ3カ月に迫った。しかし、外国や企業の展示パビリオン建設の遅れが目立ち、事務局幹部からは「1~2割は開幕に間に合わないかもしれない」と弱音が漏れる。2月中旬には出稼ぎ労働者の多くが帰省する春節(旧正月)休暇も控え、大幅な挽回(ばんかい)は難しい情勢だ。
 

 上海万博には過去最多の242カ国・国際機関が参加し、このうち42カ国が自前でパビリオンを建設。昨年末に内装作業に入った日本館は先頭グループだが、10館が未完成。これ以外に、米コカ・コーラなど企業18社・グループと、ロンドンなど約30都市が個別に展示館を建設中だ。
 

 1月22日に外国メディアを招いた会場視察では、主要施設「万博ロード」の竣工(しゅんこう)式を取材させる一方、むき出しの鉄骨が残る外国館エリアはバスで素通り。企業館エリアでは、担当者が2館の実名を挙げて作業の遅れに懸念を示した。
 

 同16日に会場を視察した胡錦濤国家主席は「工事を急げ」と指示。事務局も現場労働者に春節休暇の短縮を要請した。しかし、現場で話を聞いた江蘇省出身の男性は「日給100元(約1300円)は魅力だが、年に1度だからゆっくり帰る」と意に介さない様子。やはり、労働者にとっては年に一度、故郷で過ごす時期なだけになかなか難しい事でしょうね。 

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