PostHeaderIcon 中国人向けビザ緩和、すでに申請数が大幅増、顕著な「中国パワー」

 7月1日、中国人向け個人旅行ビザの発給条件緩和が行われたが、すでにビザの申請数が大幅に増加していることが明らかとなった。中国新聞社が報じた。

 日本観光庁の溝畑宏長官によれば、ビザ発給条件の緩和はすぐに数字に表れ、7月の第1週におけるビザ申請数は緩和前の2倍に達した。観光庁は今後も、中国語ガイドの増員や決済ツールの普及、中国メディアへの日本旅行訴求の広告を出稿するなどして、中国人観光客に安全で質の高いサービスを提供していく方針だ。

 また日本政府は各自治体と連携し、スポーツ観光や医療観光、産業視察観光などを開拓し、日本観光を充実させるとしている。また、溝畑宏長官は、中国人の間で北海道観光ブームを巻き起こした中国映画「非誠勿擾(日本語題「狙った恋の落とし方」)」を例に挙げ、中国の映画関係者に日本での撮影を促し、映画を通じて日本旅行を訴求していきたいとの意向を示した。

 日本チェーンストア協会によれば、6月におけるスーパーや百貨店、コンビニエンスストアの売上高は昨年同期比で1・4%減(既存店ベース)となったが、外国人観光客向けの売上高は大幅に増加し、昨年同期比2倍に達した。特に銀座では、中国人観光客による免税件数が昨年同期比で845%増、銀聯カードの決済金額が昨年同期比で487%増に達した店舗もあるという。

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