PostHeaderIcon 香港でのiPad発売、中国でため息「いい物はいつも海外から」

 米アップルはこのほど、7月23日(金)から香港を含む世界の9の国と地域で、同社のタブレットPC「iPad」の販売を開始すると表明した。中国では、香港における同製品の販売価格に注目が集まっている。騰訊数碼が伝えた。

 iPadは今年4月の米国での発売を皮切りに、5月末にはオーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、スペイン、スイス、英国の9カ国での販売が開始された。23日には新たに、オーストリア、ベルギー、香港、アイルランド、ルクセンブルク、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、シンガポールの9の国と地域での販売がスタートする。

 中国では、iPadの販売価格に注目が集まっている。米アップル社はこれまでに、Wi-Fi版・16GBの価格を3888香港ドル(約4万3000円)と伝えていたが、それ以外のバージョンについては、詳細を明らかにしていなかった。

 一方、香港の販売代理店はこのほど、iPad販売開始に先がけ、バージョンごとの販売価格を独自に公開。「Wi-Fi版・16GBは、3888香港ドル、32GBは4688香港ドル、64GBは5488香港ドル、Wi-Fi+3G版・16GBが4888香港ドル、32GBが5688香港ドル、64GBが6488香港ドル」などと伝え、注目を集めている。

 報道に対して中国の読者は、「意外と安い」、「本当にその値段なら買ってみようかな」などとiPad購入に興味津々な様子を示している。一方、「iPadって何? 携帯電話?」との質問も挙がるなど、中国での同製品の認知度に疑問が残るコメントもあった。

 書き込みではこのほか、「いい物は中国では売ってないんだなぁ」とのコメントに多数が賛同。iPad自体の高性能をはじめ、香港など世界の市場が中国本土に先がけてiPadを販売することなどに「羨望のまなざし」を向けた。

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