上海浦東空港で上海航空と春秋航空、吉祥航空などがターミナル入れ替え
上海浦東国際空港のターミナル振り分けが2012年12月18日零時より一部変更になると春秋航空公式サイトなどが伝えている。
上海の空の玄関口、浦東国際空港はT1とT2という2つのターミナルが存在し、各々に航空会社が振り分けられ上海航空(FM)はT2、 中国春秋航空(9C)と吉祥航空(HO)はT1のターミナルをこれまで利用していたが、2012年12月18日零時の発着便よりこれらが入れ 替えられ、上海航空がT1、春秋航空と吉祥航空がT2に変更となる。
これは上海航空が2010年から中国東方航空(MU)の子会社となってからもT1とT2に分かれて運営を行なっていた状態を解消し、 さらに同じ航空連合のスカイチームの航空会社を同一ターミナルに集めることによって、上海浦東空港での乗り継ぎをスムーズにし 国際ハブ空港としての機能強化を目的としたターミナル移動とされている。
ただ今回の措置だけでは同じスカイチームの中国南方航空や米デルタ航空など便数の多い航空会社がT2に残り、さらにワンワールド 加盟の日本航空がT1で孤立する状態は変わらないなど完全な振り分け状態にはならないことから、今後もさらに大規模な見直しが行わ れる可能性がある。
日本の成田空港では航空連合別のターミナル振り分けにより乗継のスムーズ化が図られたことから浦東空港でもこれに倣って航空 連合別の棲み分けを推進していくものと見られる。