Archive for 1月 18th, 2010

待望の青島金環日食、最高の観測ができました!

1月15日(金曜日)、青島ですばらしい観測ができました。

お客様より、「最高の場所で最高の日食を観測した」と絶賛を博しました。

  この日食は、中国の雲南省大理(昼間の観測の角度がいい)と山東省 青島(日食のまま海へ沈む奇観)が最もよく、中国テレビ局CCTVと中国天文台の専門家も青島へやってきました。

 現地提携旅行社の繋がりで貸切できた観測場所は、青島旧市街の最も美しい場所、第一海水浴場前にある「青島国際航海クラブ」というお洒落なクラブ、珈琲ショップです。

 普段でも、異国情緒のドイツ風建築群の海岸と夕日を眺める絶好の場所です。

 青島を代表する景色が眺められますので、青島市長もよくこのクラブで外国要人を招待します。

<観測日記>

 外は零度ぐらいでしたが、ぽかぽかのクラブで挽きたての珈琲と労山茶を飲み、おいしいクッキーやフルーツを食べながら、ガラス張りに海へ沈む金環食を眺めるのが至極ロマンチックな雰囲気でした。

 もちろん、クラブ手前のガーデンと2階のテラスも貸しきっていますので、プロの写真家がそこでカメラを設置し時々外へ観測しました。黄金色のまんまるのリングになった太陽が現れた時、全員が歓声と拍手を上げました。

  皆様が「青島でみた海辺の日食、一生の思い出になった」と感動を博しました。

青島金環日食⑨

中国高速鉄道、6千両が日本型 市場の3分の2

China_railways_CRH2 高速鉄道網の整備が急速に進んでいる中国で、2012年までに営業運転する見込みの約9000両のうち6000両が日本の新幹線をベースにした中国製車両となることが、海外鉄道技術協力協会(JARTS、東京)のまとめなどで分かった。

 中国国内を走る車両は、日本、ドイツ、フランス、カナダの高速鉄道がベースとなっている。日本の場合はJR東日本の新幹線E2系車両「はやて」を原型に、同社から車両や部品の製造許諾を受けた日本メーカーが中国側企業と、中国国内で生産している。

 中でも川崎重工業(神戸市)は04年に中国での鉄道事業に参入。06年に時速200キロ以上の準高速鉄道車両480両を納入した後、中国企業に技術支援や高精度部品を供給している。

 中国では09年末時点で、約2800キロの高速鉄道が開業済み。うち、北京-天津間と先月開業した武漢-広州間の計1200キロが時速300キロ以上の高速鉄道路線で、残りの1600キロが準高速路線。

 中国政府は20年に高速鉄道網を1万6000キロに拡大させることを目指している。中国でコンサルティング業務をするJARTSは、同年ごろに中国国内を走る高速鉄道車両は約1万2000両に上るとみている。

 JARTSは「中国は近い将来、世界最大の高速鉄道市場になる」と予想した上で「中国が国産車両といっても、事実上は“日本仕様”の車両だ」と指摘している。

  こうした日中間の技術交流により、両国がより発展を遂げることを期待したいものですね。