Archive for 12月, 2011
中国北方唯一のビーチに建つホテル、青島HYATT RENGENCYがまもなく開業
待望の東方航空 青島東京 直行便が開設されました!
中国海寧市の皮革城に3D試着室登場
中国初の実用版「3D試着室」が11月29日から浙江省海寧市の中国皮革城で運用開始されていると東方早報網が伝えている。
アジア初となるこの3D試着室は今年7月に両岸技術団体が組織した杭州森動数碼科技有限公司が自主開発したもので、試着者がスクリーンの前に立つだけでヴァーチャル映像による疑似試着が可能で、これまでにない“自然な試着”が実現されているという。
さらに当然のことながら服のチェンジも次々と可能で、これまで一人一着当たり最低3分は要していた服の試着は一瞬で“着替える”ことが可能になり試着室の回転のスピードアップに役立つはずだとしている。
中国南方航空が北京―上海線に2機目のA380投入もチケット価格は下がらず
中国南方航空によれば、同社2機目のA380型旅客機が米ボーイング社から引き渡されるのを受けて、12月19日から北京―上海線に投入されることになったがチケット価格は下がっていないと千龍網が伝えている。
北京―上海の航空路線は京滬快線と呼ばれ中国国内の航空各社にとってはドル箱路線であり日々4~50便が行き来しているが、その中にあって現在南方航空が就航させているのは北京首都空港と上海虹橋空港の間の1往復のみ。
今回この区間への競争を強化する意味で19日から2機目のA380機が投入され、首都空港と上海浦東空港を結ぶことになった。これで従来の北京―広州便と合わせて2往復のA380便が運行されることになる。
しかし今回投入された区間の同社便のチケット価格は、同区間の他社便のチケットと比べると50~60%引きされている他社便に比べ、割引が適用されず非常に大きな差がある。 ある乗客によれば市内から遠い浦東空港発着では余計に割高感があるとし、A380機を体験するための代償としては高すぎると話しているという。
ただ今回の北京―上海線へのA380機の投入については南方航空の慎重な市場戦略が伺え、本来国際長距離路線に向いていると言われる同機を国内線で先行就航させている理由について、南方航空はA380機は就航当初2度に渡る故障が発生しており、新型機が安定運営には一定の熟成期間が必要との判断から、国内線運営で安定成熟してから国際線へ投入したいとしているという。
中国T字の特別快速列車の切符もネット購入可能に
11日より全国のTで始まる列車番号の特別快速列車の切符がインターネットで購入が可能になり、中国全国主要都市間の主要列車が大きくカバーされることになったと北京頻道が伝えている。
これまではG・D・C・Zといった、主に新幹線型CRH車両を使った列車のみがネット予約の対象となっており、それ以外の従来型在来線車両を使用した列車にはネット予約は適用されてこなかった。
今回、日本の在来線特急にあたるT字の特別快速列車も新たに適用されることになることから、高速鉄道車両が乗り込んでいない中国の主要都市も大きく網羅されることになり、窓口にいちいち並ばなくても済むことになった。
鉄道部では来年は更に適用範囲を拡大し、日本の急行・快速列車にあたるKで始まる快速列車もネット購入の適用する予定でさらに普通列車への適用も視野に入れている。
なお外国人はネットで購入は可能だが、実際の乗車の際は実券が必要なため席の確保は容易になっているが窓口に並ぶ必然性はなくなっていない。
中国民間航空会社が再び長距離燃油費を値上げ
中国国内の航空燃料が値上がりしたのに伴い、中国国際航空、海南航空など国内ほとんどの航空会社が昨日発券分から長距離区間の燃油サーチャージ(特別燃油付加費)を値上げしたと人民網が伝えている。
これによると800㎞以上の区間について現在の130元から10元値上げされ140元となり800㎞以下の区間についてはそのまま据え置かれる。
中国国内の燃油サーチャージは8月、10月、11月と3回にわたり値下げが続いていたが、12月1日より航空燃料が1トン当たり7277元から7653元に値上がりしたため各区空会社の規定に基づき燃油サーチャージも値上げされることになった。
北京―上海の高速鉄道12月12日より増発
7月の温州列車事故などの影響を受けて、8月より運行本数を減らしていた北京―上海間の京滬高速鉄道が12月12日より再び増発されると千龍網が伝えている。
今年7月1日の京滬高速鉄道の開通時には88往復の列車が運行されていたが、北車集団のCRH380BL型車両の度重なる故障により、この車両が8月から改修に入ったため京滬高速鉄道も52往復まで運行本数の縮小を余儀なくされていた。
そして今回このCRH380BL型の車両が改修を終え11月16日から順次復帰してきたため、新たな運行ダイヤを組むことになった。
新ダイヤについて北京鉄道局によれば、今後は運行体系を「平日」「休日」「ピーク期」の3タイプに分け、月曜から木曜は65往復、金土日は72往復、ピーク期は78往復の列車が運行されることになるという。
上海から杭州・南京への高速鉄道もチケットレスへ
今日12月1日から上海を発着する高速鉄道2路線でチケットレスサービスが実施されることになったと新華報業網が伝えている。
上海―南京(江蘇省)間の滬寧城際高速鉄道と上海―杭州(浙江省)間の滬杭城際高速鉄道のチケットをインターネットで購入した場合、当日各自の第二世代身分証と呼ばれるICチップ内蔵の身分証を自動改札でかざせば、そのまま切符いらずで入場でき、当然下車時もやはり身分証を自動改札にかざすだけで出場ができることになる。
これは北京―上海間の京滬高速鉄道に次ぐサービス開始となりこれで上海発の高速鉄道は3路線は全てチケットレスサービスが開始されることになる。
これらの路線について、インターネットによる切符販売はすでに今年9月22日から実施されていたが、これまでは自動改札側の対応が遅れていたため一旦紙のチケットを発行してもらい、それを持って改札口を通る必要があった。しかし明日よりそれが不要になる。
現在、中国の鉄道では既にG・D・C・Zで始まる番号の列車のネット切符販売が始まっているが、12月10日からはTで始まる快速列車もネットでの切符販売が開始され、国内の幹線主要列車は概ねカバーされることになる。
なお鉄道部によれば、チケットレスサービスが受けられる身分証は中華人民共和国の身分証かパスポート、香港マカオ居民の大陸通行証、台湾居民の大陸通行証の4種類に限られるとし、これ以外の日本人などの外国人は代金決済可能な中国国内の銀行カードがあればネット購入は可能だが、乗車の際に切符の実券が必要になるため今まで通り窓口でのパスポートなどの身分証提示による切符が必要な状態は当面変わらない。
従って今回のチケットレスサービスは日本人などの外国人には当面縁のないサービスとなる。