Archive for 4月, 2010

上海万博、現場での入場券販売は5月4日から開始

 上海万博公式サイトの発表によると、開幕初日の5月1日から3日までは「指定日」(労働節の連休)で、入場者が集中することが予想されることから、会場の秩序を確保するため万博エリア内での入場券販売は5月4日から開始するという。中国国際放送局が伝えた。

 ただし、4日には当日の夜間の入場券しか販売されない。また、販売時間は午後4時から午後8時までで、入場は午後5時からとされている。

上海万博の前売り入場券が売れ行き好調!日本だけで10万枚を売り上げ

 2010年4月28日、上海万博の前売り入場券は、日本だけですでに10万枚売れたことが分かった。華字紙・中文導報が伝えた。

 上海万博開幕まであと8日に迫った23日、都内で開催されたカウントダウンイベントでJTB CHINAグループの吉村久夫董事長が明らかにした。JTBは日本地区のチケット販売総代理店。吉村董事長によれば、日本人は大阪、筑波、愛知の万博を経験しているため、その良さを知っている。会期中、日本からの来場者は観光、ビジネス合わせて100万人に達する見込みだという。

 また、上海万博事務局によれば、前売り入場券の売れ行きは順調で、4月中旬までに合わせて2500万枚以上が売れた。最終的な来場者数は7000万人に達する見込み。うち海外からは350万人に達する見通しだが、日本人が占める割合はかなり高くなると見られている。

上海万博、キッコーマン“1食4万円”料理に「高嶺の花」との意見も

 上海万博の日本産業館ではこのほど、日本のしょうゆメーカー、キッコーマンがプロデュースする1食3000元(約4万1000円)の懐石料理が話題を呼んでいる。捜狐などが伝えた。

 高級料理として注目を集めているのは、日本産業館1階で開業される高級料亭「紫 MURASAKI」だ。同店はキッコーマン監修のもと、京都の老舗料亭「菊乃井」、「たん熊北店」、「魚三楼」による“夢のタッグ”実現で、万博期間のみの“限定営業”を行う。

 キッコーマンによる同店開業は、中国事業における「高価格戦略」の一環。同社は、世界の文化交流が行われる上海万博において、客層ターゲットを富裕層に絞り、本格的な日本の味ともてなしを提供し、日本の食文化への理解を深めたいと意欲を見せる。

 料亭「紫 MURASAKI」は、店内の個室5室から日本庭園が眺められるなど、日本の伝統建築を重んじた造りになっている。また、同店は昼夜それぞれ10食限定の完全予約制をとり、日本の3店が派遣する料理人らが腕を振るう。メニューはおまかせコース1種のみで、価格は1食3000元(約4万1000円、飲み物別料金)で提供される。

 一方、メニュー価格が上海市民の平均月収(3292元、2008年上海統計局調べ)に相当することなどから、市民からは早くも「高嶺の花」との声も上がっているという。しかし、本物の日本料理や日本のもてなしを体験できる場としても話題で、期間中の客足に注目が集まっている。

上海万博の日本館、人気が高く長蛇の列 予約システム導入検討

上海万博 日本館 上海万博のリハーサルが26日に終了した。日本館もすべての展示を公開したが、入館に少なくとも2時間も列に並んで待たなければならないほど人気を集めた。「チャイナネット」は日本館のリハーサルの状況について取材した。

 「ほとんどの見学者がすべての展示を見たが、ゾーン3にある未来技術を紹介しているショーが一番人気があった」と話すのは日本館の花田美香副館長だ。バイオリンを弾くロボットやパソコンとテレビが一体となった情報化リビングの壁、臨場感フォトを撮影することができる未来カメラなどは、来場者の大きな関心を集めた。また日本と中国が協力して保護活動に取り組むトキをモチーフにしたミュージカルも、「見学している人たちは子役の歌と踊りに感動したのではないか」と花田副館長は言う。

 日本館のリハーサルの最大の問題点は、待ち時間が長すぎることだ。これについて花田副館長は「中国側と協力しながら、列になって待っている時間をできるだけ快適に過ごすことができるよう、夏にはミストで涼を提供したい」と話す。そのほかにも日本館の一部では予約システムの導入も検討しているという。

上海万博 市民40万人を動員した大規模リハーサル実施

上海万博リハーサル 5月1日に開幕する中国・上海万博で25日、市民40万人を動員したリハーサルが行われた。20日から始まったリハーサルでは最大規模。上海のほか浙江省、江蘇省など数百キロ離れた都市から観光バスで団体客も動員した。

 万博では1日平均40万人が訪れると予想されている。この日は当初50万人規模で実施が計画されていたが、当局が大きな混乱を警戒し、削減したものと見られている。

 それでも人気パビリオンは大行列。初日はイタリア館で入場者がもみ合いになってガラスが壊れるなど大混乱したが、この日は行列の脇を多くの警察官ががっちり警備し、大きな混乱はなかった模様だ。

上海万博の関連作品も多数、アモイで砂の彫刻フェア

アモイ 砂彫刻 福建省アモイ市にある砂の彫刻文化公園で22日、「第3回アモイ観音山砂の彫刻文化フェア」がプレオープン。大小さまざまな砂の彫刻が多数展示された。

 観音山黄金砂浜の一角にある同公園。園内には歴史をテーマとした作品のほか、まもなく開催される上海国際博覧会の関連作品など、およそ70の作品が展示され、大勢の人たちが訪れた。

 訪れた人たちは、始皇帝や中国古代の四大発明など、見事に彫刻された砂の芸術を熱心に見入っていた。

 「第3回アモイ観音山砂の彫刻文化フェア」は5月1日より正式オープン。期間中には、関連イベントも多数催される。

上海万博のスポンサー企業、約半数が地元企業

 開催期間6か月で7000万人以上の入場者が見込まれる上海万博。ビジネスチャンス拡大を狙うスポンサー企業だが、全56社のうち、地元・上海の企業が約半数の25社を占めることが分かった。毎日経済新聞が伝えた。

 記事によると、上海万博のスポンサー企業56社は、グローバル・パートナー13社、高級スポンサー14社、一般スポンサー29社に分類される。このうち上海の企業は、グローバル・パートナーに中国交通銀行など5社、高級スポンサーに6社、一般スポンサーに14社が名を連ね、スポンサー企業全体の44.6%(25社)を占めている。上海以外では、北京が15社(26.8%)、中国国内のその他地域が7社(12.5%)、海外企業が9社(16.1%)となっている。

 スポンサー企業による協賛金(サービス・物資の提供を含む)は、合計約70億元(約945億円)になると推計されており、このうちグローバル・パートナー13社からの協賛金は1社当たり4億~5億元(約54億~67億5000万円)になる見込みで、合計約50億元(約675億円)に達する。

 上海万博への総投資金額は約286億元(約3861億円)、うちパビリオンなどの建設に180億元(約2430億円)、運営資金に106億元(約1431億円)が予定されており、企業からの協賛金は主に運営資金として活用される計画になっているという。

上海万博リハーサルに20万人が参加

 5月1日に開幕する中国・上海万博の会場で20日、市民20万人が参加したリハーサルが行われた。26日まで計6回行い、テロ対策や入場ゲートでの検査、会場への交通運行などを最終チェックする。中国の威信をかけた国際イベントだけに、お得意の「人海戦術」で開幕前に問題点を洗い出す作戦だ。初日は入場ゲートで安全検査が中止されたり、イタリア館のガラスが割れるなど混乱が生じた。

 25日は周辺都市からの動員も含め、最大50万人態勢で行う。期間中の入場者は1日平均40万人が見込まれており、大型連休などピーク時には60万人になると予想されている。

 テロ対策として、ライターや飲料水を含むペットボトルなどの持ち込みは禁止され、入場ゲートでは安全検査が行われる。市公安当局は「1人18秒」で検査を終えると試算したが、大混雑した一部ゲートでは安全検査や入場券のチェックを中止して通過させた。

中国国際航空公司 2010上海万博入場チケットプレゼントキャンペーン!!<先着順>

中国国際航空公司 2010上海万博入場券プレゼントキャンペーン

上海万博開催に向け計20万人のボランティアが活動開始

 17日、上海万博のボランティアが活動を開始し、上海市の韓正市長がボランティアにボランティア証明書を手渡した。中国国際放送局が伝えた。

 上海万博ボランティア部の馬春雷主任によると、ボランティアの応募人数は延べ61万人で、選抜活動はほぼ終了したという。上海万博の開催中、7万人のボランティアがパーク内に配備されるほか、上海の市街地では13万人が配備される。