Archive for 9月, 2010

広州タワーが10/1の国慶節から一般公開を開始

広州電波観光塔 2010年9月28日、東京スカイツリーと「世界一の電波塔」の座を競っていた中国の広州タワーが、10月1日の国慶節(建国記念日)から一般公開を始める。高さは600m。中国一となるほか、東京スカイツリー(634m)の完成まではつかの間の「世界一」も味わうことになる。29日付で広州日報が伝えた。

 愛称は「小蛮腰」(=くびれたウェスト)。その姿が女性の美しいくびれボディとそっくりなことから、市民の間で自然にこう呼ばれるようになった。正式名称は「広州タワー」。“ウェスト”の最もくびれた部分はちょうど66階部分にあたる。もともとは高さ610mとなるはずだったが、今年6月、航空機の安全を脅かすとして航空当局から「10m下げるよう」お達しがあり、600mとなった。

 一般公開後、市民は84階(高さ433.2m)まで上ることが可能。チケットは上る高さにより、50元(約625円)、100元、150元の3種類に分けられている。1日6000人の集客で、コスト回収まで20~25年かかる計算だという。

2010年、韓国への中国人観光客が急増、日本人客は減少

 韓国観光公社は28日、「2010年、のべ200万人の中国人観光客がわが国を訪れる見込みだ」と発表した。中国国際放送局が伝えた。

 10年1月から8月まで、韓国を訪れた中国人観光客は昨年同期比44.6%増の126万2000人に達した。

 韓国では中国人観光客へのビザ発給手続きが簡素化されて以来、韓国を訪れた中国人観光客が急増しており、今年は200万を超え、2012年は300万人を突破する見込みだという。

 一方、韓国を訪れた日本人観光客数は減少しつつあり、1月から8月まで、昨年同期比2.77%の194万7000人だった。

中国の高速鉄道、営業用車両で世界最速416.6km/h

滬杭高速鉄道 中国は、建設を進めてきた上海と杭州(浙江省)を結ぶ滬杭高速鉄道線で28日、試験運転で「世界最速」の時速416.6キロメートルを達成した。中広網などが報じた。

 午前11時40分に達成した。営業用車両の試験運転で、世界最速を実現した。

 これまでに、フランスはTGVの試験用車両で2007年に、時速574.8キロメートルを達成。日本は新幹線の試験車両955形電車で1996年に時速443キロメートルを達成した。

 日本はリニアモーターの実験車両(有人・3両編成)で2003年、時速581キロメートルを達成した。

中国へのお得な旅情報(2010秋冬)

中国各地へのお得な旅をご案内します。航空券とホテルが付いたプランです。(名古屋発;2010.10月~2011.1月10日)

□北京 3日間または4日間 43,800~102,800円

(大人お一人様/Cグレードホテル/エコノミークラス/2名1室利用)

 

□上海 3日間または4日間 38,800~108,800円

(大人お一人様/Cグレードホテル/エコノミークラス/2名1室利用)

 

□大連 3日間または4日間 55,800~106,800円

(大人お一人様/Cグレードホテル/エコノミークラス/2名1室利用)

 

□香港 3日間または4日間 78,800~157,800円

(大人お一人様/ハーバープラザホテルクラス/エコノミークラス/2名1室利用)

 

□台北 3日間または4日間 40,800~104,800円

(大人お一人様/ファーストホテルクラス/CIエコノミークラス/2名1室利用)

 ※    旅行代金には燃油サーチャージが含まれておりますが、空港諸税が別途必要です。 詳しくはお問合せ下さい。

中国国慶節連休期間の観光者数が2.1億人に

 中国網日本語版(チャイナネット)によると、中国観光研究院は今年の国慶節連休期間の観光者数は2億1000万人になるとの予測を発表した。1~8月の好調傾向が維持され、今回の国慶節連休はここ数年で観光者数がもっとも多い連休となる。

 旅行社の発表によると、中秋節と国慶節の2つの連休期間に、観光ピークを避けるため、海外観光客数の伸びが顕著でないことを除き、海外旅行と国内旅行のいずれもが大きな伸びを示すという。

 国際旅行社の劉武雄副総裁は、入国観光者数の伸びが約10%になる見通しで、1~8月の伸び幅を下回ることになると語っている。海外旅行では、すべての旅行プランが好調で、旅行者数は前年同期比で25~30%の伸びとなる。航空券や乗車券の取得が困難であるなどが主因で、国内旅行の伸びは10~15%にとどまる。

 また、国家観光局の予測によると、今年の中秋節と国慶節連休期間には、西部旅行がもっとも盛んになる。西南地区は8月以降、自然災害の影響を抜け出しており、国慶節期間に観光者数の明らかな増加が見込まれ、10月いっぱい国内旅行で人気を維持する。劉武雄副総裁は、旅行社の団体旅行申し込み状況から見ると、上海万博旅行が引き続き盛り上がりを見せると同時に、西部旅行で観光者数は大幅な増加が見られていると語っている。

上海万博、新疆ウイグル活動週間発表会が開催

 上海万博「新疆活動週間」の発表会が24日、上海で開催された。新疆ウイグル自治区関係部門の責任者は活動週間の状況や新疆の経済、社会発展状況などを紹介した。中国国際放送局が伝えた。

 上海万博の新疆活動週間は9月26日から30日まで開催される予定で、主要なイベントは開幕式、観光プロモーション会、文芸公演など四つの内容からなり、新疆の独特な自然風景や風俗習慣、民族文化、改革開放30年来、経済や社会など面で収めた成果などを展示する。

 新疆ウイグル自治区文化庁の黄永軍副庁長は「開催期間の文芸公演や新疆各民族の伝統文化の展示は新疆活動週間の目玉となる」とした上で、「新疆が飛躍的な発展を実現している背景の下で、このイベントを通じて新疆各民族人民が自治区大発展を迎える様子を世界の人びとに知ってもらいたい」と述べた。

 新疆パビリオンは上海万博園内のA区に位置し、そのテーマは「新疆は良いとこ」です。関係筋によると、新疆パビリオンがオープンされて以来、国内外の多くの参観者を魅了し、参観者数は延べ350万人に達したという。

上海万博、1日の入場者数が60万人、累計5500万人突破

 23日、上海万博の1日あたり入場者数が60万人を突破し、オープン以来の最高を記録した。また同日、オープン後の入場者数は計5500万人を超えた。中国国際放送局が伝えた。

 中秋節連休の2日目にあたった23日は快適な天気にめぐまれたため、午後8時までに入場者数が63万400人に達した。

「中秋節は一家団らん」も今は昔?半数以上が「帰省せず寝て過ごす」

 2010年9月22日、一家団らんの日とされる旧暦8月15日の「中秋節」。22日~24日の3連休となるが、中国紙・新京報が行ったオンライン調査によると、半数以上が「帰省しないで寝て過ごす」と答えた。

 新京報は中秋節を前にネット上で、今年の中秋節連休の過ごし方に関するアンケートを実施。その結果、半数以上が「連休前は仕事に追われる。疲れているから寝て過ごす予定」と回答した。両親と過ごすために実家に帰るか?との問いに、「帰る」と答えた人はわずか27%、「帰らない」は52%に上った。

 回答者の半数以上は両親と離れて暮らしており、遠方に帰省するのも簡単ではない。これに加え、中秋節を「伝統行事」でなく「単なる連休」ととらえる若者が増えていることも、「帰らない」割合がこれほど多い原因だと考えられる。こうした現状に中国の民俗・風習に詳しい専門家の趙書(ジャオ・シュー)氏は「庶民の過ごし方が多様化した。一家団らん以外の過ごし方をする人が増えている」と指摘した。

中秋節-「黄金の月餅」もセットで販売

 9月22日は中秋節。中国では旧暦8月15日の満月を愛でる(めでる)伝統行事の日で、国民の休日でもある。中秋節には、一家の幸せを願い「月餅」を家族で食べるならわしがあるが、最近では贈答用の「超豪華月餅」がもてはやされるようになった。「黄金製の月餅」も売り出された。中国新聞社が報じた。

 中国人は昔から「金を好む民族」として知られる。戦乱が多く、財産として身につけて逃げるのに便利だったからという。最近では投資の対象として関心が高まった。財産保全や投資対象の場合、地金やコインの方が扱いやすいが、工芸品にも人気があるのは、飾っておけるからという。「金は金を呼ぶ」との考え方があり、いつも見える場所において置けばさらに裕福になれるとの考えがある。

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◆解説◆
 中秋節は、漢族の伝統行事。少数民族は、祝わない場合も珍しくない。モンゴル族の場合、中秋節に漢人が一斉蜂起しモンゴル人が大量に殺された歴史があるとして中秋節を嫌い、月餅も食べたがらない人がかなりいる。

 中秋節が中国全国の祝祭日になったのは2008年から。清明節(4月)、端午節(旧暦5月)などとともに、伝統的行事を祝日に組み入れた。

<SMAP>上海コンサート「延期」 事実上の中止か

 人気グループ「SMAP」が10月9、10の両日、上海で開催する予定だったコンサートの中止が21日、発表された。中国側主催者がインターネット上に掲載した。発表では「開催を延期する。ファンには理解してほしい」として「延期」としているが、主催者側は毎日新聞に対して電話で「いつまで延期かも答えられない」と説明。事実上の中止とみられる。

 また理由については「技術的な原因」としか明らかにしていないが、沖縄県尖閣諸島付近での中国漁船衝突事件で日中関係の悪化が影響したものとみられる。