Archive for 2月, 2013

一人っ子を失った家庭が100万世帯

  
  中国では一人っ子政策によって子供の出産数が制限されてきたが、事故などにより子供を失ったまま年老いた親世代の家庭が100万世帯にも達していると中国青年網が伝えている。
 この一人息子或いは一人娘を失った家庭を中国では「失独家庭」と呼んでいるが、2010年版の中国衛生統計によれば、中国国内では毎年7.6万世帯の失独家庭が増加しているとされ現在では既に100万世帯を突破していると見られている。
 この失独家庭の多くは、一人っ子を失った後に再び子供を出産する機会や時期を逃してしまい、そのまま老いを迎えた状態になってしまっているとのこと。
 そして彼らの多くは支えてもらえる子供がいなくなってしまったことにより、経済的・精神的に支えてもらえる相手が全くなくなり、生活に困窮しているケースが少なくないという。
 ある失独家庭では老後を考え養子を外から貰い受けたが、50代を過ぎてから子供を育てることは容易ではなく、逆に生活を圧迫しているとのこと。
 現在中国の10都市において失独家庭世帯に対して経済的援助を行なう試みが行われているが、ある専門家は、経済的援助も必要だが子供を失ったという悲しみとともに生きる彼らに対して精神面のケアも必要だと指摘している。
 今後増え続ける失独家庭に対して、社会としてどう支えていくべきかという重要な問題に社会全体が直面しているようだ。 

エアアジアが上海乗り入れ開始 

 
    
  アジア最大のLCC(ローコストキャリア)であるエア・アジア社の上海乗り入れ第一便が昨日上海に到着したと解放日報が伝えている。
 昨日20日0時45分にマレーシア・クアラルンプールからの乗客377名を載せたエアアジア社のA330型旅客機が上海浦東空港に到着し、今度は1時間後に上海からの乗客を乗せ再びクアラルンプールに飛び立って行ったとのこと。
 エアアジア社によれば、今回上海―クアラルンプール線に採用したのは377名乗りのA330型旅客機の新機体とのことで、昨日の往復の搭乗率は92%に達したとのこと。
 今後の予約状況も好調で現時点で2月の予約率は平均80%に達し、今後3ケ月を見ても平均70%以上予約状況だという。
 昨日同社の便に搭乗してた同社のリピーター客によれば、上海便が出来るまでは杭州から東南アジアへ旅していたと言い、同社の便の魅了はやはりなんと言ってもその安さだという。
 今回の上海便就航記念便では片道50元という破格のチケットも登場し、燃油を加算しても500元に満たず、往復900元となり一般の航空会社より2000元も安くなっているとのこと。
 現在、エアアジア社では7月31日までの限定で上海―クアラルンプール間片道829元(税込)の特価チケットを発売中で、今後週6便の運航体制が5月1日からは毎日運行されますます競争力を強まる予定となっている。
 このエアアジア社の参入に対して中国版LCCと言われる春秋航空では、この参入を歓迎しており、互いに競争による発展は望ましいとの意向を示している。 今のところエアアジア社の上海路線は1路線のみであり、これに対して春秋航空側は路線の主力が中国国内であることから競争関係にはないが、春秋航空では今後東南アジア路線の開拓を目論んでおり、そのための大型機体の計画をしているなど、今後全面競争に発展する可能性があるとしている。

大雨で上海の空の便に乱れ、19日は大雪で更に拍車 

   18日は1日中降り続いた強い雨の影響で、上海の空の便にも大きな影響が出たと東方早報が伝えている。
 東方早報の調べによれば、昨日18日は雨の影響で航空便の離発着に影響が出てており、午後6時までに虹橋空港で30便が欠航し145便に遅れが出たとしている。
 また同じく浦東空港でも18便が欠航し125便に遅れが出たとのこと。
 航空各社によれば、春節明けのUターンのピークは過ぎてはいるものの各便とも予約率が高い状態になっているため、欠航した便の分の乗客をさばききれないケースも出てきている。
 また上海地方では今日19日は1日雪の予報となっており、今後空の便の乱れにさらに拍車ががかかることが予想されており、外出予定のある方は十分に余裕のある行動計画を立てる必要がありそうだ。

大雪のため、上海発着の高速鉄道の運休相次ぐ

  上海・華東地域から内陸部にかけて昨夜から降った大雪の為、19日は朝から交通が混乱し、北京―上海の京滬鉄道などで運休が相次いていると中国新聞網などが伝えている。
 昨日18日から今朝にかけて安徽省、江蘇省、上海市などでは大雪となり、上海鉄道局によれば今日19日午前10時現在で、管内の京滬・滬寧の両高速鉄道合せて51往復の列車が雪の影響で運休となっているとのこと。
 また春節を故郷で過ごした人を載せた上海へ向かう都市間バスも軒並み影響を受けており、上海南バスターミナルによれば午前10時までに既に江蘇省・浙江省方面からのバス500便が運休あるいは運休が決定したとしている。
 なお空の便にはついては一部には雪の影響が出ているが、各空港において早めの除雪作業を実施した結果、現時点ではそれほど大きな影響は出ていないとしている。

春節期間の上海の空港利用客が140万人を突破 

 

  2月9日から15日までの春節連休期間中に上海の浦東と虹橋の両空港を利用した乗客は昨年より10%増加し140万人を突破したと中国民用航空網が伝えている。
 同サイトの発表によれば9日から15日までの7日間に浦東・虹橋の両空港では10727回の航空機の離発着があり昨年同期比5.4%の増加となった。
 また旅客数は140.45万人となり昨年より10.5%も増加している。 各日別にみると春節初日の10日は両空港合計で出発客が10万人と到着客を上回り計16万人程になったが、11日からはUターン客が上回り始め、15日に出発到着合わせ24万人に達し、両空港のターミナルは非常に混雑していたとしている。

春節明けて国内ツアーなど軒並み値下がり

  春節連休が明けて、春節中に高騰していた旅行商品価格が軒並み値下がりしていると東方早報が伝えている。
 春節期間中は多くの旅行ツアー商品が大幅な値上がりとなっていたが、春節明けの現在、国内の旅行会社が提示する旅行価格はピーク時の価格から50%以上値下がりしているものがほとんどとなっているとのこと。
 また三亜など観光地のホテル価格も平時価格に落ち着きつつあり、ピーク時に比べ40~70%も安くなっており、昨年に比べても10%程度値下がりしているとのこと。
 例えば上海発三亜の5日間の豪華フリーツアーでは、1920元まで値下がりしており、空港への無料送迎のサービスまでついているという。
 休みが取れるならば旅行に行くなら今がチャンスと言う事でしょう。

春節連休の上海は日々220万人の人出

   春節連休に入っている上海では前半の4日間で日々220万人の人出があると東方早報が伝えている。
 統計によれば大晦日にあたる2月9日から12日の4日間で、豫園だけで110万人の人出、歓楽谷で2.6万人、楓涇古鎮で12.96万人などの人出があった。
 また南京路歩行街にも320万人、外灘地区に100万人、市内の各公園合計で160万人の人出があったとのことで何れも昨年より軒並み増加しているとのこと。
 また近年上海では交通網の整備や高速道路の小型車優遇策の影響もあって春節に自家用車でレジャーに出かける人も少なく、郊外のホテルの宿泊率も上昇しているという。

虹橋空港から春節の出境旅客者数が記録更新 

      春節で海外へ出かけたり帰国する人の数が急増し、虹橋空港の出境旅客者数が記録更新したと東方早報が伝えている。 虹橋空港によれば、一昨日10日に上海虹橋空港から日本や香港・台湾などへ出境した人の人数が初めて4000人を突破し昨年同時期より20%増加、また団体ツアー数も昨年の2倍となりいずれも同空港で国際線が復活してから過去最高を記録したとのこと。 韓国旅行を主催していツアー会社によると、この時期に韓国旅行は平時より1000元以上高くなるが、旅行の申し込みは絶えず家族で申し込むケースが多いのだとしていて、韓国へ訪れる人の数が急激に増えたとしている。

中国南方航空がベット輸送サービスを強化 

 中国南方航空が乗客のペット輸送サービスを強化したと東方早報が伝えている。
 一般的にペットは通常の託送荷物の扱いはできないが、中国南方航空によれば1月28日からチェックインカウンターにてペット預かり、ペットの貨物運送手続きを行なってくれるサービスを始めたという。
 これにより料金も一般の託送荷物に比べかなり安く設定されることになり、キロあたり1~3元、大型動物なら40キロ枠、100キロ枠などの枠が設定され更にやすくなり託送料金の半額程度でペットを目的地に送ることが出来るという。
 但し残念なことに現段階のサービスとしては、ペット輸送が一般の貨物扱いと同じ手続きになってしまうため、必ずしも飼い主と同じ便に乗れるわけではなく同じタイミングで目的地にはつけない可能性があるのだとしている。

上海に3ドアタイプの低床 公共バス 登場へ

   今年の夏に上海市内へ3ドアタイプの新型公共バスが登場することになったと東方早報が伝えている。
 今回新型の3ドアバスが登場するのは、上海市内の49路系統のバス路線で、ボルボ社製の新型車両40台が今年7月から導入される。
 この新型車両は従来2つドアが主流だった上海の公共バス車両に比べ乗り降りがスムーズになるよう、車両後部にも3つ目の扉が追加されこのため車両長は12メートルに延長されている。
 また車内の床の高さも地上から20センチに下がり、一般客の乗り降りが非常に楽になったほか、車いす利用者のためのスロープが設置され車内にも車いす用スペースが準備されているという。
 さらに動力的にもハイブリッド車となっていて環境に優しく高燃費な仕様となっているとのこと。
 このバスを運行する巴士グループでは、この3ドアタイプバスの導入によりバス停における停車時間の短縮を図り、効率的な車両運用を図りたいとしていて、今後空港や鉄道駅などへの車掌のいるバス路線にこのタイプのバス車両を普及させていきたいとしている。