Archive for 8月, 2012

北京発NY行きの航空便、脅迫情報で引き返す

 

  北京首都国際空港からNYへ向かおうとしていた中国国際航空の旅客機が、会社側に届いた脅迫情報の為引き返す事件があったと時代報が伝えている。
 中国国際航空の公式マイクロブログサイトによれば、前日29日13時30分に北京首都国際を離陸した同社のNY行き旅客機CA981便に対して、脅迫の情報が届いたという。
 同社では航空機の安全を考慮して北京へ引き返すことを決定し、航空機は同日20時26分に無事北京首都空港に着陸した。
 着陸後、公安部門などで機内の捜索を行なったが異常は発見されず、中国国際航空では日付が変わった翌0時30分に改めてこの便をNYに向けて飛ばしたとのこと。
 公安機関では今回の脅迫について悪質なイタズラだと見て容疑者の特定に全力を注いでいるとしている。

日本の輸出が大打撃 中国市場に望み託す

 日本の7月の輸出額は前年同期比8.1%減少し、5174億円の貿易赤字となった。赤字額は7月としては1979年以降で過去最大となる。専門家はこの原因について、「欧州債務危機や貿易相手国のモデルチェンジ・アップグレードなど国際的な問題に加え、国内的にも不景気や製品イノベーション能力の不足、構造調整の遅れなどの問題が重なったため」との見方を示す。長期的な投資と研究開発戦略では、短期間での効果発揮が難しい状況の中、日本メディアは中国市場に期待の目を向けている。国際商報が報じた。

 日本財務省が22日発表した7月の貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は5173億円の赤字だった。赤字額は、7月としては比較可能な1979年以降で過去最大となる。絶えず拡大し続ける日本の貿易赤字は、日本の最大の貿易相手国の1つである中国やその他の国にどのような影響をもたらすのだろうか?

 これについて、専門家は取材に答え「欧州債務危機の連鎖反応と長引く円高の影響を受け、短期的に貿易赤字が現れることは正常と言える。注意すべきは、日本が製品イノベーション能力の不足、産業構造調整の遅れといった問題を長期にわたって抱えていることだ。これらの問題は解決に時間がかかる上に、世界経済の状況も楽観的ではないため、短期的に情勢が大きく好転することはありえない。ゆえに、日本は経済復興に向けて、今後まだ多くの試練に直面するだろう」と指摘。さらに、「中日の経済貿易交流も多かれ少なかれ影響を受けるだろう。ただ、中国経済は8%の成長率を保つと見られるほか、日本が行っている産業投資・技術研究開発などの長期計画から見るに、中日の経済貿易の発展は依然として期待に値する」と述べた。

上海浦東空港でUA機が離陸時にバードストライクで緊急停止

  
 

 一昨日21日昼頃、上海浦東空港で離陸滑走時の米ユナイテッド(以下UA)航空機にバードストライクが発生し、急遽離陸を中止し滑走路上に緊急停止する事件があったと東方早報網が伝えている。
 バードストライクが発生したのは上海浦東国際空港から米サンフランシスコに向かう予定だったUA858便で、離陸のため滑走路上を走行し速度を上げる途中でバードストライクが発生したとのこと。
 この直後、コックピットで機体の異常を知らせるアラームが鳴ったため、操縦クルーが急遽離陸を中止し滑走路上に緊急停止した。 そしてこの件を管制塔へ報告し、管制の指示により機体を駐機場に移動させて、空港スタッフにより確認を行なったところ、エンジン一基の破損が確認されバードストライクが断定されたとのこと。
 この事故によるケガ人などは発生しなかったが、機体が損傷したためUA側ではフライトをキャンセルされた。
 このUA858便は前日20日も雷の影響で運行がキャンセルされており、2日続けての欠航となり足止めを食ってしまっている乗客もいるという。
 浦東空港では、19日にも香港へ向かう予定だった春秋航空機がバードストライクを起しており、7月から数えても5回も発生している。
 夏場は鳥の繁殖期となるため、バードストライクが起こりやすく、空港側では飛行の安全と鳥の保護の板挟みにあい、その対策に頭を悩ませている。

ハルビンで橋脚が折れて道路が横倒し3人死亡

 はボラヴェン    

 今日早朝、黒龍江省ハルビン市内の橋が倒壊し、路上を走っていたトラック4台が巻き込まれて3人が死亡し5人がケガをしたと人民網などが伝えている。
 倒壊事故が発生したのは「哈爾浜陽名灘大橋」で今日24日5時30分頃、突然橋桁の一つが橋脚からずり落ちるように斜めになって地上に落下した。
 このため橋桁上にいた4台のトラックが巻き込まれ、地上に叩き落された。
この事故によりニュース締切時点までに3人の死亡が確認され5人の重軽傷者確認されたとのこと。
 この橋は松花江にかかる橋で昨年11月に開通したばかりだという。
 警察では事故の原因について調べを進めている。

上海浦東空港に向かうタクシーがバスに追突、日本人家族4人が重軽傷 

     
   9日朝7時頃、上海市浦東新区の高速道路上で浦東空港に向かうタクシーが事故を起し乗っていた日本人家族4人が重軽傷を負う事故があったと東方網などが伝えている。
 事故があったのは上海市浦東新区の迎賓高速の上海浦東国際空港へ向かう車線上で、日本人家族を載せたタクシーが前方を走っていた一台の大型バスに追突、そしてその反動で別のタクシーに接触して半回転し進行方向とは逆方向に向いた状態でタクシーは止まった。
 この事故によりタクシー車両はボンネットが大破し、助手席に座っていた42歳の男性が車に挟まれ動けない状態となった。
 事故の通報を受け駆け付けた公安と消防により男性は間もなく救助されたが、男性は腹部に外傷を負い腰椎などを骨折、さらにくも膜下出血を発症した模様。
 また後部座席にいた13歳の男の子も頭部に外傷を受け、一緒に病院に運ばれ手術を受けたとのこと。
 また同乗していた42歳の母親と8歳の子供もけがをしたが比較的軽症だったと模様。
 一家は上海浦東空港から飛行機に乗るために空港へ向かう途中に事故にあった。
 警察では事故の詳しい状況について現在調査を行なっている。

台風ハイクイはやや勢力を弱め安徽省へ

       8日未明に浙江省沿岸に上陸した台風11号「ハイクイ」は時速15キロと速度を落としながら、安徽省南部付近を進んでいると新華網が伝えている。
 台風は安徽省南部に達した後、やや勢力を弱めたあと、動きが鈍くなり安徽省付近を徘徊している状態になっている。
 このため浙江省中北部、上海、江蘇省中南部、安徽省中南部、江西省東北部では依然として大雨の可能性があり局地的に250ミリから300ミリの大雨の降る可能性があるとしている。
 国会防災総局の取りまとめによれば、この台風ハイクイの影響で浙江省の13の河川で洪水となっており、杭嘉平運河などで軒並み水が溢れ洪水が起きているとしている。
 8日午前8時現在、浙江省では202.4万人が被災、倒壊した家屋1530戸、冠水したのうち9万1千ヘクタール、操業停止した工場13619か所、寸断した道路133箇所、寸断した電線521箇所、寸断した通信経路114箇所となっていると発表している。

台風11号は浙江省に上陸、寧波市で大規模停電発生

   台風11号が今朝未明に浙江省象山県付近に上陸し、周辺の広い範囲に強い風と雨をもたらし各地に被害が出始めていると中国広播網が伝えている。
 気象台の発表によれば台風11号「ハイクイ」は今朝未明の3時20分頃に、浙江省東シナ海沿海部の象山県鶴浦鎮付近に上陸し、以前強い勢力を保ったまま西へ進んでいる。
 寧波気象局によればこの台風による寧波市内の一部は累計雨量は400ミリに達し、今もない強い雨が降り続いているとしている。
この影響により、電力、通信、交通などの各ライフラインンに影響が出始めており、現在までに寧波市内で7万世帯の停電が確認されている。
 また寧波市内の風速が毎秒25メートルを超えたため、寧波高速などが閉鎖されているとのこと。
 台風は上陸後に次第に勢力を弱めていくものと思われるが、降り続いた雨により地盤の緩んだ箇所などが発生していることから、この付近を訪れる際は十分注意されたい。

台风接近で上海市政府が緊急通知、企業などへ出勤日振替えの配慮要 

    
  台風接近に伴い、上海市政府が市民に対して警戒するよう緊急通知を行なったと大申網が伝えている。
 今日午後、上海市政府の公式マイクロブログサイトが発表した内容によれば、今晩7日21時から気象台による警報(橙色)が解除されるまで、各事業所・企業は屋外の建設現場作業や事務作業などを停止し、必要とあれば企業は振替休日を設定するなどして市民の安全確保を最優先にして、台風に備えるよう通知している。
 また台風の理由による遅刻などは、遅刻扱いしないようとも求めている。
 気象台によれば台風11号「ハイクイ」は浙江省沖にあって今晩から明日にかけて浙江省中北部に上陸するものと見られている。
 先日の北京での都市型災害を受けて上海市では今回の台風に対して非常に警戒を強めており、交通機関などへの影響が懸念されている。
 今日、上海や近郊におられる方は、不用意な外出をしないよう用心して過ごされたい。