Archive for 2月 4th, 2011

上海で最高の用足し

 世界中の金融機関が中国拠点を置く上海の浦東地区。五十階を超す高層ビルが林立し、中国沿海部の勢いを肌で感じる場所でもあるが、そこに、ちょっと変わった「世界一」のものがある。

 百一階建て、高さ四百九十二メートルの「上海環球金融中心」。最上階の展望台と、ビルに入るホテルのスイートルームが高さ世界一。だが、ユニークなのは展望台にあるトイレだ。「世界一高い」とギネスブックに認定されている。

 ただ高いだけではない。広々とした窓から上海市内が望め、窓際で用を足す際の爽快感は、それこそ世界で最高なのだという。

北京の渋滞対策

 交通渋滞が深刻な北京。車の登録台数は昨年だけで七十五万台増え、四百七十万台を突破。専門家からは、このままだと首都機能がまひすると「遷都論」さえ浮上している。

 市当局は年末、新車登録台数を年間二十四万台に制限する方針を決定。さらに北京以外の車に朝夕のラッシュ時の市中心部での走行を禁じるなど、あの手この手の対策に乗り出した。とはいえ、月平均二万台は車が増える計算で、市民の見立ては「焼け石に水」。

 そんな中、ある中国紙は東京の交通事情に関する常駐記者のリポートを掲載した。最も強調していたのがドライバーのマナーについて。

 日本では当然の「譲り合い」は北京では皆無。道路の両端は路上駐車でびっしりで本来二車線でも車一台が通るのがやっと。交差点では四方からわれ先に突っ込むから身動きが取れなくなり渋滞する。リポートは「一秒だけ譲れば北京の渋滞は25%は改善される」と結ばれていた。

 交通事情は国によって違うもの。海外へ旅行や出張の際は、交通事情をよく把握して楽しい旅にしていただきたいものです。

大晦日、北京市だけでショートメール10億通発信される

 旧正月(春節)の大晦日にあたった2月2日、北京市だけで1日に約10億通の携帯電話のショートメールが発信されていたことが通信会社の統計から分かった。北京晨報が伝えた。

 大手3大通信キャリアが発表したデータを合計したもので、旧暦の大晦日(除夕)だった2月2日の1日間で北京市内のユーザーが発信したショートメールは約9億8700万通だった。2010年末現在で北京市内の携帯電話契約数は約2129万件であることから、1契約あたり約46通のメールを発信したことになる。

 発信した時間帯では、大晦日恒例の中央テレビによる演芸番組が始まる直前の午後7~8時が最も多く、この1時間で1億通を超えるショートメールが発信されたという。

 工業情報部の統計によると、2010年の春節休み中に全国で発信されたショートメールの累計は230億通で、通信業界では今年はさらに発信量が増えるのではないかとの予測が立っているという。ただ、昨年にミニブログなどの新しい伝達手段が流行したことから、ニューメディアの専門家からは来年以降ショートメールを使ったメッセージ送信量は頭打ちになるのではないかとの見方もあるようだ。