Archive for 2月, 2011

中国本土からのツアー解禁から2年半、その経済効果は2570億円

 2011年2月6日、台湾・中央通訊社によると、台湾の行政院大陸委員会(陸委会)は2008年7月に中国本土客の台湾ツアーが解禁になってから昨年12月末までに、本土客が台湾の観光業にもたらした経済効果は910億NTドル(約2570億円)に上ると発表した。中国台湾網が伝えた。

 陸委会によれば、2008年7月から昨年12月末までに台湾を観光で訪れた本土客は延べ182万人。これにより、台湾の観光業にもたらした経済効果は910億NTドルに上ると推計された。また、台湾交通部観光局と内政部の統計によると、2010年の1年間に台湾を訪れた本土客は前年比68%増の延べ163万人、うち観光客は同98%増の延べ117万人に達した。

 中国本土客の台湾ツアーは2008年7月4日、週末直行チャーター便が就航し、試験的に解禁、その後18日から本格的に解禁された。

ディズニーパワーで中国人観光客招致=米ディズニーランドで「餃子パーティー」

 2010年2月5日、中国新聞網は記事「『ミッキーマウス』の餃子パーティー=米旅行業者の中国人観光客獲得策」を掲載した。以下はその抄訳。

 現在、旧正月の長期休暇を見込んで、米旅行業者は中国人観光客招致プランを展開している。米ロサンゼルスのディズニーランドでは新たな水上夜景ショーが始まったほか、中国の旧正月気分も満喫できる「餃子パーティー」を開催。中国人観光客はミッキーマウスとドナルドダックとともに旧正月を祝った。

 消費意欲旺盛な中国人観光客を招致しようと米国旅行業界も躍起になっている。昨年米国を訪れた中国人旅行客は延べ100万人。2015年には延べ200万人を突破すると見られている。

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旧正月休暇は海外旅行へ=中国人観光客、上海から出国ラッシュ

 2011年2月4日、東方早報は「旧正月に上海浦東空港で『ツアー旅行団大戦』開戦=海外旅行の出国ピーク」を掲載した。

 3日朝、上海市の浦東国際空港の出発ロビーはツアー客でごったがえしていた。朝7時から8時半まで、わずか1時間半の間に出発した海外旅行ツアー団はなんと38グループ。総員で800人弱という規模に達した。3日全体では200グループ以上のツアーが出国した。

 1月27日から2月2日の1週間に、浦東国際空港から出国した旅行客は累計22万3700人を数えた。前年同期比44.7%増という急増ぶりだ。上海空港出入境検査所は、(1)2009年の祝日制度改革で5月と10月のゴールデンウィークが短縮され、相対的に旧正月休暇の長さが際だったこと、(2)多くの上海市民が新たな形式の新年を祝うイベントを望んでいること、(3)人民元レート上昇により海外旅行が安くなったことが原因だと分析している。

旧正月の連休3日目に中国人の海外旅行出国がピークに

 旧暦で大晦日にあたる2月2日から、中国全土では旧正月の連休に突入したが、海外旅行(台湾・香港・マカオを含む)に出かける中国人観光客の数が4日、ピークを迎えている。中国国家観光局によると、一番人気は台湾観光で、そのほか、タイなど熱帯地域の観光コースにも人気が集まっている。中国国際放送局が報じた。

 また、国家観光局は「北京、広東、上海など10都市から141の観光団体(約2000人)が米国を訪れているが、悪天候に影響されて足止めになった情報も今のところない」と発表した。

上海で最高の用足し

 世界中の金融機関が中国拠点を置く上海の浦東地区。五十階を超す高層ビルが林立し、中国沿海部の勢いを肌で感じる場所でもあるが、そこに、ちょっと変わった「世界一」のものがある。

 百一階建て、高さ四百九十二メートルの「上海環球金融中心」。最上階の展望台と、ビルに入るホテルのスイートルームが高さ世界一。だが、ユニークなのは展望台にあるトイレだ。「世界一高い」とギネスブックに認定されている。

 ただ高いだけではない。広々とした窓から上海市内が望め、窓際で用を足す際の爽快感は、それこそ世界で最高なのだという。

北京の渋滞対策

 交通渋滞が深刻な北京。車の登録台数は昨年だけで七十五万台増え、四百七十万台を突破。専門家からは、このままだと首都機能がまひすると「遷都論」さえ浮上している。

 市当局は年末、新車登録台数を年間二十四万台に制限する方針を決定。さらに北京以外の車に朝夕のラッシュ時の市中心部での走行を禁じるなど、あの手この手の対策に乗り出した。とはいえ、月平均二万台は車が増える計算で、市民の見立ては「焼け石に水」。

 そんな中、ある中国紙は東京の交通事情に関する常駐記者のリポートを掲載した。最も強調していたのがドライバーのマナーについて。

 日本では当然の「譲り合い」は北京では皆無。道路の両端は路上駐車でびっしりで本来二車線でも車一台が通るのがやっと。交差点では四方からわれ先に突っ込むから身動きが取れなくなり渋滞する。リポートは「一秒だけ譲れば北京の渋滞は25%は改善される」と結ばれていた。

 交通事情は国によって違うもの。海外へ旅行や出張の際は、交通事情をよく把握して楽しい旅にしていただきたいものです。

大晦日、北京市だけでショートメール10億通発信される

 旧正月(春節)の大晦日にあたった2月2日、北京市だけで1日に約10億通の携帯電話のショートメールが発信されていたことが通信会社の統計から分かった。北京晨報が伝えた。

 大手3大通信キャリアが発表したデータを合計したもので、旧暦の大晦日(除夕)だった2月2日の1日間で北京市内のユーザーが発信したショートメールは約9億8700万通だった。2010年末現在で北京市内の携帯電話契約数は約2129万件であることから、1契約あたり約46通のメールを発信したことになる。

 発信した時間帯では、大晦日恒例の中央テレビによる演芸番組が始まる直前の午後7~8時が最も多く、この1時間で1億通を超えるショートメールが発信されたという。

 工業情報部の統計によると、2010年の春節休み中に全国で発信されたショートメールの累計は230億通で、通信業界では今年はさらに発信量が増えるのではないかとの予測が立っているという。ただ、昨年にミニブログなどの新しい伝達手段が流行したことから、ニューメディアの専門家からは来年以降ショートメールを使ったメッセージ送信量は頭打ちになるのではないかとの見方もあるようだ。

中国、旧正月を祝う…上海の名刹・初詣でにつめかける市民

 上海市内の名刹、玉仏寺は2日夜から3日未明にかけて、多くの参拝者でにぎわった。3日の春節(旧正月)を祝うためだ。中国新聞社が報じた。

 中国で、伝統行事の日程はおおむね旧暦にもとづく。現在のカレンダーによる「元旦」は“とりあえずの年越し”。人々が新しい年の到来を実感するのは春節だ。

 中国ではまた、宗教に対する関心が高まっている。あまりにも急速な社会の変化についていけず、心のよりどころを求める人が増えたからとされる。そのため、初詣でにでかける人も、年ごとに増加している。

 なお、中国には「年がわりの際に、魔物が出没する」との言い伝えがあり、人々は年越しの時期に魔物を追い払うために爆竹や花火を盛大に鳴らし、打ち上げる。実際には娯楽化しているが、火災や爆発事故も多い。

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◆解説◆
 中国は、清朝を倒した中華民国成立時に新暦を採用した(1912年)。中華民国第2代臨時大総統に就任した袁世凱の政府は1914年1月、旧暦の元旦を「春節」、同5月5日の端午節を「夏節」に、8月15日の中秋節を「秋節」に、冬至を「冬節」と呼び、国民の休日にすることを決めた。うち、「春節」の名称が定着し、現在にいたった。